2015年11月28日 (土)

女流王座戦五番勝負対局規定「5.持将棋」には「(2)持将棋は一局として見るが、勝負に関しては無判定とする。ただし、最終局の場合も先後を交代して行う」とあります。

従って、第3局を終えての勝敗は1勝1敗1引き分けとなり、次局は「第4局」となります。

第4局は12月11日(金)に東京・将棋会館で行われます。

本局もご観戦ありがとうございました。

Img_0465

(大盤解説会場から対局室に戻って感想戦が始まった)

Img_0471

(加藤女流王座が第4局の先手がどちらになるか確認。淡路九段は「棋戦によって異なるので即答できないので、月曜日に係から連絡する」と回答した)

Img_0461

(加藤桃子女流王座)

Img_0476

(伊藤沙恵女流二段)

Img_0425

(終局直後)

Img_0430

(立会人の淡路仁茂九段が今日は指し直し局を行わないことを説明した)

Img_0434

(加藤桃子女流王座)

Img_0447

(盤を見つめる加藤桃子女流王座)

Img_0439

(伊藤沙恵女流二段)

第5期女流王座戦五番勝負第3局▲伊藤沙恵女流二段-△加藤桃子女流王座は、284手で持将棋が成立しました。終局時刻は20時0分。消費時間は▲伊藤2時間54分、△加藤2時間59分(持ち時間各3時間)。本日、指し直し局は行いません。詳細は後ほどお知らせします。

284

(図面では成銀=全、成桂=圭、成香=杏と表記されています)

268

先手は持将棋になる24点にぴったり達していますが、唯一2五歩が取られる可能性が残っています。▲2四歩~▲2三歩成が実現すれば持将棋になりそうです。

Img_0424

(2五歩が逃げ切るまでは見守る雰囲気)

200

19時過ぎ、手数は200手に達しました。持将棋が濃厚と見られていますが、9六竜が取られる可能性もあり、まだはっきりとしたことは言えません。

Img_0416

北浜健介八段「何を目指して指せばいいのかわからなくなってきました」

187

先手は後手玉の寄せを目指していましたが断念し、玉を3段目に到達させました。しかし先手の点数が足りなくなっていると言われています。