2016年8月27日 (土)

里見女流四冠

香川女流三段

感想戦
(感想戦は16時35分まで行われた)


里見香奈女流四冠と西山朋佳奨励会三段による挑戦者決定戦は、9月1日(木)に東京・将棋会館で行われますのでお楽しみに。

以上で本日の中継を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

時刻は14時30分を回りました。局面は48手目△4五歩まで進んでいます。△2三角と「遠見の角」を放って先手玉を狙う香川女流三段に対し、里見女流四冠は▲4七金と上がり、手厚い受けに回っています。ここまでの消費時間は▲里見女流四冠1時間28分、△香川女流三段1時間51分。

△4五歩

時刻は13時30分を回りました。局面は39手目▲2四歩まで進んでいますが、ここで香川女流三段が長考に沈んでいます。

▲2四歩

3階の棋士室では、この歩を取らずに△6五歩が有力と見ており、以下(1)▲2三歩成は△2七歩(参考1図)と打つ手が厳しく、この変化は後手よしと言われています。

△2七歩

よって△6五歩には(2)▲同歩と取って、△同金▲6六歩△5六歩▲同銀直△同金▲同銀△6六飛(参考2図)が検討陣の予想。そこで▲6七銀と引くか、▲6七金と打つのではないかと言われています。

△6六飛

西川和宏五段
(3階の棋士室で本局を観戦している西川和宏五段)

再開前
(再開前の対局室。里見女流四冠は早い時刻から席に戻っていた)

里見女流四冠
(スーツの上着を脱ぎ、前傾姿勢で盤上に集中している)

下座
(12時40分、対局が再開しても香川女流三冠の姿はなかった)

再開前
(その後もしばらく里見女流四冠ひとりの時間が続いた)

5階入口
(5階の入口。廊下の一番奥に御上段の間があります)

対局室
(昼食休憩時の対局室)

対局室
(奥の脇息の傾きが、里見女流四冠の前傾姿勢を物語っています)

棋譜
(昼食休憩までの棋譜)

タブレット

本局は、従来の棋譜用紙を使った手書きの記録と同時に、タブレット端末を使った棋譜入力も行っています。画面をタッチするだけで指し手と消費時間を同時に入力でき、すぐにインターネット中継に反映されるシステムになっています。

時刻は12時になり、昼食休憩に入りました。局面は35手目▲5五歩まで進んでいます。ここまでの消費時間は▲里見女流四冠53分、△香川女流三段46分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分に再開します。

▲5五歩