2011年11月 3日 (木)

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第3局は11月19日(土)大阪府大阪市「ザ・リッツ・カールトン大阪」にて行われます。第3局も本サイトでお楽しみ下さい。ご観戦ありがとうございました。

(吟)

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本局は清水さんの快勝譜になりました。序盤から主導権を握り、加藤さんに動かさせてその反動で攻めていくといった感じで、加藤さんに力を出させない展開になりました。加藤さんとしてはもっと攻めがつながると考えていたと思いますが、想像以上に後手の反撃が早かったですね。

お互いにミスがなく、非常に見ごたえのある勝負でした。個人的には清水さんの76手目△3五銀から84手目の△8七歩、△4四飛の構想が素晴らしかったと思います。とても勉強になりました。

これで改めて3番勝負になりました。いい勝負ですね。清水さんは本局の完璧な勝ち方で自信をさらに深めたでしょうし、加藤さんもこの負け方はあとに残らないと思うので、また持ち味をいかして腰の入った将棋を指されると思います。フルセットまでハイレベルな戦いが続くと思います。皆様どうぞご期待ください!本日はありがとうございました。それでは失礼いたします。

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「難しい将棋でしたが、後手番で主導権が握れそうでまずまずかなと。△4七角が先手で打てて勝ちになったと思いました」

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「作戦は予定していました。指したことがないのでわからなかった。攻めも細く自信がなかった」

(吟)

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▲7九玉を見て「これは△6九金でも△5八角成でも後手がいいですね」と佐藤九段。清水女流六段が優勢になったようだ。

(吟)

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17時ちょうど、残り7分まで時間を使って清水女流六段が△4四飛と着手した。△4四飛を見た加藤奨励会1級の頭がググッと前に迫り出してきた。写真は控え室モニターのもの。△4四飛に▲同角△同歩▲2二飛△4七角が検討されている。控え室には後手よしの空気が流れている。

(吟)