(感想戦中の鈴木女流二段)
――本局の感想、勝負のポイントはいかがでしょうか。
鈴木 まず少しいいかなと思っていて、特に(78手目)△5三玉のところでは手ごたえがあったのでのですが、(115手目)▲1六金という手をうっかりしてしまって、駒得がなくなり、ヨリが戻ってしまったか、逆転していると思いました。
最後の最後、(156手目)△7六銀が詰めろだったので、そこでこちらに勝ちがあると確信しました。
かなり長手数で、一局勝つのは大変だなと思いました。
――本戦の抱負をお願いします。
鈴木 純粋にうれしいと思っています。今日ご覧いただいたように、一局を勝つというのは本当に大変だなと実感いたしました。実は今月から女流棋士会の役員を務めることになっていまして、二足の草鞋を履きながらも、一局一局精一杯、丁寧に指していきたいと思います。
――ファンに向けてひと言。
鈴木 いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。この本戦入りの一番は弱いところが露呈してしまったので、しっかり反省して、次局はもう少しいい将棋を皆さんに見ていただけるように頑張ります。
以上で本日の中継は終了です。ご観戦、ありがとうございました。