2023年8月29日 (火)

060

(2期連続の挑戦まであと1勝とした加藤桃子女流四段)

066

(敗れた渡部愛女流三段)

071

(「こんな将棋になるはずでは」「もっと穏やかに進めるつもりだった」と笑い合ってから感想戦が始まった)

79

リコー杯第13期女流王座戦本戦トーナメント準決勝の加藤桃子女流四段-△渡部愛女流三段は加藤女流四段が79手で勝ちました。終局時刻は16時5分。消費時間は、▲加藤桃2時間22分、△渡部3時間0分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。
勝った加藤女流四段は挑戦者決定戦に進出しました。

66

渡部女流三段が△4七とと銀を取った局面。▲7二馬△同金で角を手にして、▲同飛成なら詰まそうという狙いですが、△7二同金の瞬間に後手玉が詰むと見られています。

056

(勝ちが近づいている加藤桃子女流四段)

62

図は渡部女流三段が飛車を切ってから△5七とと寄り、先手玉に詰めろをかけたところです。加藤女流四段は▲3八玉と上がって詰めろを受けました。加藤女流四段とすればここをしのげれば、▲7二馬が楽しみになります。渡部女流三段はどのような寄せの構図を描いているのでしょうか。

047

(果敢に寄せに出た渡部女流三段)

53

図は加藤女流四段が9一にいた馬で8一桂を取ったところです。後手は飛車を横に動かすと▲7二馬が生じるので、攻めに制約が生じています。ただ△3五桂や△9九金(香車の補充)が厳しく、棋士室では形勢は難解と言われています。

057

(対局再開直後の対局室)

043

(12時半頃の対局室。渡部愛女流三段が戻っていた)

042

(加藤桃子女流四段のほうが残り時間が多い)

044

(昼食休憩時の盤面)

051

(加藤桃子女流四段が対局室に戻る)

053

(渡部愛女流三段)

049

(再開直後。加藤女流四段はすぐには指さなかった)

48


48手目△6七との局面で正午からの昼食休憩に入りました。△6七とまでの消費時間は、▲加藤48分、△渡部1時間10分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。

昼食の注文は加藤女流四段が卵とじそば、渡部女流三段はミニ親子丼(いずれも「やまがそば」の注文)。対局は12時40分に再開します。

△7九角と打ち込んだ手に対し、加藤女流四段は▲5八飛と回って△5七角成を受けました。

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後手は次に▲7八金と寄られると角が行き場を失うので、△8八角成▲同飛△7七金と攻めを続けます。部分的には受けがない形ですが、▲9五角が用意の反撃です。

41

後手陣は飛車打ちに強くない形なので、飛車の取り合いは勝負になるという判断です。

ただ先手陣も居玉で、飛車を取られてしまうと耐久力がありません。早くも終盤戦に入り、寄せの速度勝負になりつつあります。

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(強い反撃を見せた加藤桃子女流四段。写真は開始時のもの)

相掛かりに進んだ本局。下は6六の地点で角交換になり、△7六歩と取り込んだ局面です。

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ここから▲6七銀△8八歩▲同金に△7九角と、渡部女流三段が角を打ち込みました。

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▲6七銀は、▲7六銀と歩を払う狙いでしたが、駒が上ずって隙が生じた形です。▲5八金は△8八角成があるため、△5七角成を受けづらい形になっています。ただ角を成れたとしても角が狭い形なので形勢は難しそうです。

015

(踏み込んだ渡部愛女流三段。写真は開始時のもの)