顔合わせ会
五番勝負第2局は金沢市で開催
渡辺明棋王に永瀬拓矢王座が挑戦する第47期棋王戦五番勝負は、渡辺棋王が先勝して第2局を迎えました。対局は石川県金沢市「北國新聞会館」で行われます。対局は2月19日(土)9時開始。持ち時間は各4時間。12時から13時まで昼食休憩。先手番は渡辺棋王です。
第2局の立会人は屋敷伸之九段、記録係は齊藤裕也三段(杉本昌隆八段門下)、現地大盤解説会の解説は村山慈明七段、聞き手を里見咲紀女流初段、観戦記は野間俊克さんが務めます。また、対局翌日は第26回北陸ジュニア棋王戦が開催され、両対局者と立会人が臨席します。
【関係リンク】
・北國新聞社(第2局主催)
https://www.hokkoku.co.jp/
・共同通信社(主催)
https://www.kyodo.co.jp
・コナミホールディンクス(特別協力)
https://www.konami.com/ja/
・金沢市(特別協力)
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/
・大塚製薬-カロリーメイト(協力)
https://www.otsuka.co.jp/cmt/
・第2局大盤解説会のお知らせ(参加受付は締切ました)
https://hk-event.jp/event/ev_detail.php?ed_no=2119
【動画中継情報】
本局はABEMAでライブ中継が行われます。
日時:2月19日(土)8時30分~23時0分まで
解説:木村一基九段、増田康宏六段
聞き手:室谷由紀女流三段、小高佐季子女流初段
放送ページ:https://abema.tv/now-on-air/shogi
番組案内:https://abema.tv/channels/shogi/slots/ARZhjbCRRyeynf
本局の中継は棋譜コメントを生姜、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
感想戦
解説会場で振り返り
終局直後
――序盤のわかれについて。
渡辺 序盤で軽率な手を指してしまい、予定(していた形)ではなくなってしまいました。
――66手目△4五歩のあたりはどうでしたか。
渡辺 △4五歩から△2二玉(68手目)のあたりは感じがいいと思っていたんですけど、そのあとにおかしなことをして自信はなかったです。
――70手目△2七銀のあたりはどうですか。
渡辺 銀自体はいい感触かと思ったんですけど、そのあと何手かやっていくうちに、やっぱりいまいちだったかと思い直して。
――76手目△8七角について。
渡辺 (△8七角では)ほかの手がよかった気がします。無視されてしまったので。そこからは自信がないなと思いながらやっていました。
――終盤はどうでしたか。
渡辺 入玉を阻止しないといけないのですが、時間がなかったので何か嫌なことが起きるかもしれないなと思っていました。
――勝ちが見えた局面はどこですか。
渡辺 △4一角(136手目)で残っているかなと思いました。ただ、入玉には気をつけないといけないと思っていました。
――第2局に向けて。
渡辺 開幕戦から大変な将棋だったので、(第2局も)そういう戦いにはなると思うんですけど、精いっぱい頑張っていきたいと思います。
――序盤の作戦について。
永瀬 雁木に対してこちらがどうするかという将棋でした。
――45手目▲7六銀について。
永瀬 不満はないつもりでした。ただ、組み立ては変だったかもしれません。そこはよく分からないです。
――63手目▲8四歩では▲2四歩もありましたか。
永瀬 そこだと△6八歩▲同飛を気にしていた気がします。確かに本譜は△4五歩が入って▲2四歩を突けるタイミングが分かりませんでした。
――77手目▲5三との局面はどうでしたか。
永瀬 こちらの金銀が働いていれば、それほど薄くはないのかなと思いました。
――終盤はどうでしたか。
永瀬 判断が常に難しい気がしました。△7六歩▲同玉が変だったかもしれませんが、難しくてよく分かりませんでした。
――第2局に向けて。
永瀬 内容をよくして頑張りたいと思います。
渡辺棋王が先勝
五番勝負第1局は渡辺棋王が勝ちました。終局時刻は19時16分、消費時間は両者3時間59分。形勢が揺れ動く激戦を渡辺棋王が制しました。第2局は2月19日(土)、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われます。
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