2022年3月20日 (日)

栃木県といえば、いちご。大盤解説会の棋士は竹部女流四段の案内でいちごの食べくらべとしたそうです。
とちぎ将棋まつりに出演されていた北尾まどか女流二段から多くの画像をいただきました。ありがとうございました。
(銀杏)

Image_50436353001 (栃木県のいちごの品種)

Image_50459393 (竹部女流四段と広瀬八段)

Image_67191553 (どれから食べようか悩ましい。スカイベリーから食べたとのこと)

Image_67215873 (大盤解説会の出番もあるので、写真を撮ってしっかり確認)

Image_67233281_2 (いちごを食べつつも、検討を怠らない)

北尾まどか女流二段からさらに画像が届きました。

Image_504069001 (鈴木九段が出題した詰将棋の解説をする)

Image_50404865001 (控室では、広瀬八段と中村太七段が検討。▲2三金に△同玉▲1三角成△3二玉▲4四香△2五桂▲3三歩の変化を調べている)

Image_50438145001(こちらは▲2三金に△4一玉▲3三桂成△2四銀▲3二金△5二玉▲4二成桂△6一玉の変化手順だ。実戦も永瀬王座が△4一玉としたので、このように進みそうだ)

(銀杏)

20220320g

図は87手目▲2三金まで。渡辺棋王は42分の長考で金捨ての強打を放ちました。駒のタダ捨てはリスクの高い手なので、先の見通しが立たないと指せません。渡辺棋王の自信が指し手に表れているといえそうです。
△2三同玉に▲1三角成△3二玉▲4四香と再び後手に取られる駒を打つのが好手とみられています。▲4四香は後手玉を狭くして▲2三角からの詰めろ。△4四同銀なら▲5七馬と竜を素抜くことができます。永瀬王座は「長考の半分返し」で21分の考慮の末に△4一玉と逃げました。渡辺棋王としてはパンチが入った格好ですが、永瀬王座は5筋から7筋方面に逃げ越そうとしています。場合によっては7四の銀も受けに利いてきそうです。 (銀杏)

20220320h

Dsc_8368

北尾まどか女流二段から大盤解説会の写真が届きました。その写真を紹介いたします。 (銀杏)

Image_50412289 (大盤解説会で次の一手が出された)

Image_50370305001 (鈴木九段が抽選する)

Image_50445825 (解説会の様子)

Image_50411777 (鈴木九段と広瀬八段による解説)

Image_50406913 (控室では梶浦宏孝七段が検討している)

20220320f

図は83手目▲3三歩の局面。先手は駒得しながら調子よく攻めていますが、後手に手番が回ると△8六歩と銀冠の弱点を突かれてしまうため、しっかりポイントを挙げていく必要があります。「永瀬さんがいいプレッシャーのかけ方をしています」と木村九段。続けて「▲3三歩△同桂に▲2四角で決まるかどうか」。
▲2四角に△4七竜なら▲1三角成で▲1四馬から▲3三桂成(後手の応手次第では▲3三桂不成)の王手で竜を素抜く筋があります。
永瀬王座は△3五銀と投資して受けました。これなら▲1三角成から▲1四馬とされても竜を素抜かれることはありませんし、攻撃力はダウンしても△8六歩は依然として厳しい狙いです。渡辺棋王の考慮中に17時を過ぎました。▲1三角成△8六歩の進行では、攻守が入れ替わりそうなので、先手は工夫がいります。

(銀杏)

Dsc_8660 (反撃を楽しみに受ける永瀬王座)