
この局面で佐藤九段が投了しました。終局時刻は19時10分。消費時間は▲藤井3時間43分、△佐藤3時間59分。渡辺明棋王への挑戦権の行方は、来週27日(火)に東京・将棋会館で行われる挑戦者決定二番勝負第2局で決まることになりました。
(睡蓮)

この局面で佐藤九段が投了しました。終局時刻は19時10分。消費時間は▲藤井3時間43分、△佐藤3時間59分。渡辺明棋王への挑戦権の行方は、来週27日(火)に東京・将棋会館で行われる挑戦者決定二番勝負第2局で決まることになりました。
(睡蓮)
1図で▲5五同馬かと思いきや、藤井玉は▲5五同玉と前進しました。△5八馬(▲同金は△6五金で詰み)には▲5三桂不成△同銀▲5八金とするようです。4五が空くので△6五金では詰まなくなります。
これだけでも驚きのしのぎですが、▲5五同玉以下、△7八馬に▲6四玉(2図)が実戦の進行。どうやら藤井竜王は自玉を土台にして敵玉を寄せるつもり。恐ろしい発想です。
(牛蒡)
図の局面、先手が耐えていそうです。59手目▲5五角が好手でした。△6六歩や△6四飛に備えています。
上図から△8七馬▲同銀△同飛成▲5八玉△6七歩▲同金△6九銀▲同玉△6七竜▲6八歩△7八金▲5九玉△6八金▲4九玉△6五桂は▲5六銀(参考図)がピッタリ。以下△7八竜や△8七竜は▲9六角の王手竜取りがあります。
これ以外にも後手の攻め筋はありますが、先手玉がつかまる順は発見されていません。危なそうな形でも藤井竜王の見切りは正確でした。
(牛蒡)