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図の▲2八香と打って渡辺明棋王がついに反撃に転じました。
(琵琶)

竜を切って踏み込んだ千田六段でしたが、図の局面まで進んでみると逆転模様になったようです。千田六段が一分将棋なのに対して渡辺明棋王は13分残しています。
(琵琶)

図から千田六段が△5七銀▲同角△8五桂打▲6七玉に△7八竜▲同玉△1八飛成と竜を切って踏み込みました。果たして決まっているのでしょうか。局面は大詰めを迎えています。

(琵琶)

18時、図の局面を迎えました。残り時間は先手の45分に対して後手はわずか9分です。先手にとって後手の残り時間が少ない点が拠り所ですが、立会人の森内九段は「差が開いてしまったのがつらいです」と語っています。後手は敵陣の竜と自陣の飛車の利きが強力なうえに、自玉に適した詰めろが掛からない状態で「後手は読みやすい状況です」と森内九段は話していました。
(琵琶)