2024年12月17日 (火)

2024121739時刻は15時を回りました。ここまでの消費時間は▲増田2時間7分、△斎藤2時間5分。
3筋で始まった戦いは5筋に波及して、少しずつ戦いの幅が広がっています。控室では「先手が指しやすそう」と言われています。後手陣が乱れているのに対して、先手陣は整然としており、このあと玉を囲ってから攻める展開になれば理想的です。

Img_4567 指しにくい展開と見られている斎藤五段。踏ん張りどころだ。

(八雲)

202412173113時半を過ぎたところで、先手の増田八段が▲3五歩と仕掛けました。長い序盤が続いていたので、控室では▲7九玉のような手が予想されていました。ただ、直前に後手が△5一角と角の転換を目指したところなので、△7三角と好位置に据えられる前に動きたかったのかもしれません。この機敏な仕掛けから、局面がどう展開するか。実戦は△3五同歩▲4六銀と進んだところで斎藤五段が時間を使っています。

Img_4522 玉を囲いきる前に増田八段が機敏な動きを見せた。

(八雲)

今年の9月8日に完成した新将棋会館。将棋道場とショップ、カフェを併設した「棋の音(きのね)」は10月1日にグランドオープンしています。一方で、公式戦の対局は年内まで旧将棋会館で行われ、年明けから新将棋会館で行われる予定です。

Img_4584 今日の対局が行われている将棋会館。23日(月)が最後の対局日となる。

Img_4581 将棋会館のシンボル。石の看板も間もなく見納め。

Img_4600 こちらが新将棋会館ビル。1階部分がすべて将棋会館だ。

Img_4595 新将棋会館にも新しい石の看板が設置されていた。

Img_4588 こちらの棋の音は営業中。いつも賑わっている。

Img_4598 日本将棋連盟の入口。対局関係の部署以外は移転済みだ。

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(八雲)

202412172312時、図の局面で斎藤五段が57分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲増田39分、△斎藤1時間9分。昼食の注文は、増田八段が「B定食=鶏肉と五目野菜のクリーム煮」(紫金飯店)、斎藤五段が「にぎり特上+納豆巻2本」(千寿司)。対局は12時40分に再開します。

Img_4612 増田八段の注文品。

Img_4618 斎藤五段は特上寿司で気合いを入れてきた。

(八雲)

Img_4556 記録係の竹部さゆり女流四段が振り駒を行い、増田の先手番が決まった。

Img_4570 対局は定刻の10時に開始された。

Img_4574 増田八段の初手は▲2六歩。

Img_4579 斎藤五段は△3四歩と応じた。

202412171510時30分頃の局面。
横歩取りや角換わりを避けて、相居飛車の力戦形に進んでいる。

(八雲)