2017年12月27日 (水)

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渡辺明棋王への挑戦を目指す第43期棋王戦挑戦者決定二番勝負第2局は、19時25分に104手で永瀬七段の勝ちとなりました。
消費時間は▲黒沢3時間59分、△永瀬3時間50分。勝った永瀬七段が挑戦権を獲得です。
五番勝負第1局は2月12日に宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で行われます。
(銀杏)

18時過ぎの控室です。対局を終えた島井咲緒里女流二段が継ぎ盤で本局を検討しています。島井女流二段は振り飛車党ですので、黒沢五段側から局面を見ています。現在も長い中盤戦が展開されているところです。

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(琵琶)

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時刻は17時、図の局面を迎えています。控室の深浦九段は永瀬七段の△2三銀を見て「読みが入っている感じの手ですね。ぱっと見は▲4四歩△同金▲5四歩です」と解説しました。以下、△5四同飛▲4四角△同飛▲同飛△同角▲8四飛△9九角成▲8一飛成△2二馬(参考図)の順を示しています。△2二馬の局面はニコニコ生放送の高橋九段やAbemaTVの島九段も解説した変化で、プロの第一感のようです。最終手の△2二馬は図の△2三銀と連動している手のようです。

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16時過ぎ、控室に深浦康市九段と遠山雄亮五段が来訪しました。モニターと継ぎ盤を見ながら現局面を検討しています。深浦九段は「歩得をしている後手ペースに見えます。ですが、永瀬さんは堅実タイプで、黒沢さんが追い込むタイプですから、結局は終盤勝負になるんですよね」と見解を述べました。

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(琵琶)