2024年2月 4日 (日)

昼食は藤井棋王が魚津産紅ずわい蟹のスパイシーカレーオムレツのせ、伊藤七段が松花堂弁当を注文しました。松花堂弁当にはバイ貝を使った炊き込みご飯「バイ飯」、深海魚「げんげ」の唐揚げと、紅ずわい蟹と同じように地元の名物が使われています。

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20240204_85図の85手目▲6七金右の局面で伊藤七段が23分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井1時間22分、△伊藤44分。対局は13時再開です。(銀杏)

富山県で棋王戦が開催されるのは今回で7回目(下記の対局者の肩書は当時のもの、左側が先手)です。立会人の森内九段は第31期の棋王。棋王戦では初挑戦になった第25期の第1局で富山県を訪れています。大盤解説を担当する村田顕六段は第29期の対局で記録係を務めました。

2019年2月10日
第44期五番勝負第2局
渡辺明棋王○-●広瀬章人竜王

2014年3月16日
第39期五番勝負第3局
渡辺明棋王○-●三浦弘行九段

2009年2月8日
第34期五番勝負第1局
佐藤康光棋王●-○久保利明八段

2004年2月22日
第29期五番勝負第2局
丸山忠久棋王○-●谷川浩司王位

2000年2月12日
第25期五番勝負第1局
羽生善治棋王○-●森内俊之八段

1994年2月22日
第19期五番勝負第2局
南芳一九段●-○羽生善治棋王

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本局の観戦記は後藤元気さんが執筆します。主催紙の北日本新聞は1884年に前身となる中越新聞が創刊、1888年、富山日報に改題。1940年には富山日報、高岡新聞、北陸日日新聞、北陸タイムスの4紙が統合して北日本新聞となりました。今年は創刊140周年を迎え、記念事業として棋王戦コナミグループ杯五番勝負第1局が開催されています。

【北日本新聞webunプラス|富山のニュース情報サイト】
https://webun.jp/

【観戦記掲載紙一覧】
河北新報・下野新聞・千葉日報・新潟日報・信濃毎日新聞・山梨日日新聞・静岡新聞・北日本新聞・北國新聞・京都新聞・日本海新聞・山陰中央新報・山陽新聞・中国新聞・愛媛新聞・高知新聞・佐賀新聞・長崎新聞・熊本日日新聞・南日本新聞・沖縄タイムス

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新川文化ホールの大ホールロビーでは、村田顕六段、服部六段、野原女流初段による指導対局が行われています。3人とも真剣な表情で盤に向かう姿が印象的でした。

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藤井棋王の先手番で始まった第1局は森内九段の予想が当たって角換わりになりました。両者とも研究済みの展開なのか、恐ろしい早さで進んでいます。角換わりは後手番の指し方が課題とされますが、伊藤七段は△6三角(52手目)と自陣角で遠く9筋をにらむ作戦に定めました。森内九段は「先手は端から攻められるので、しっかり調べていないと大変」と話します。

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10時40分、藤井棋王が手を止めています。まだ午前中ですが、82手も進んで目の回るような急展開。それだけでなく互いに上部開拓して入玉がちらつく形で、持将棋の可能性が出てきました。予想外の展開に、控室では関係者が持将棋になった場合の対応を話し合うなど、緊張感が漂っています。

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対局室には伊藤七段、藤井棋王の順に入室しました。藤井棋王が駒箱を開けて、2人が駒を並べます。並べ終えたところで森内九段が振り駒を宣言して、記録係の吉田三段が藤井棋王の歩を5枚取って振りました。歩が4枚出て、第1局は藤井棋王の先手に。定刻の9時、森内九段が開始を告げて対局が始まりました。

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魚津市は曇り空の朝を迎えました。対局は9時開始。どちらが先手番を得るか、まずは振り駒に注目です。

9:00 対局開始
10:00 おやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 おやつ

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