前夜祭(2)
前夜祭(1)
18時30分より、新潟グランドホテルで前夜祭が行われました。
(主催者あいさつ。高橋正秀・新潟日報社執行役員広告事業本部長)
新聞の見出し風に言いますと、どちらが王手か4連覇を狙う渡辺棋王か、初タイトルを目指す佐藤八段か。 渡辺棋王はご両親が上越市出身ということで、新潟に縁のある棋士です。 新潟日報の『fumufumu J』という中学生向け新聞の2月28日号で将棋の特集をしまして、過去に行われた棋王戦の新潟対局の歴史が書いてあります。 それによると渡辺棋王は3勝1敗と相性がよく、ホームといえると思います。 佐藤天彦八段は渡辺棋王に5勝4敗で勝ち越しています。明日は手に汗握る熱戦になるのではないかと思います。
(主催者あいさつ。青野照市・日本将棋連盟専務理事)
新潟で棋王戦が開催されるにあたって、多くの方に集まっていただき大変うれしく思います。 棋王戦の五番勝負は第41期になりますが、数多くの対局を新潟日報さんで開催してくださっています。 新潟日報の熱意や新潟のファンの期待する気持ちによるものだと思います。 露出の回数が増えたり、女性ファンが増えてきたりしています。 佐藤八段は半年で3回のタイトル戦挑戦をしています。1回だけですと、たまたまかなという気持ちもありますが、3回というのは、明らかな実力者です。 いつかはタイトルを取る存在だと思います。 渡辺さんとしては、今回は遠慮してくれという思いかもしれませんが、頭ひとつ抜き出た才気ある若手棋士が出てきた感じがします。
渡辺棋王は竜王も手に入れて最強の棋士の一人です。対戦成績もほぼ五分ですし、明日は素晴らしい対局が繰り広げられるのではないかと思います。
(写真=紋蛇、書き起こし=銀杏)
対局検分
新潟へ
第41期棋王戦五番勝負第3局
渡辺明棋王に佐藤天彦八段が挑戦する、第41期棋王戦五番勝負。第1局は渡辺明棋王、第2局は佐藤天彦八段が制しました。 タイで迎えた第3局は3月6日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。第3局に勝ち、五番勝負をリードするのはどちらでしょうか。
立会人・解説は田中寅彦九段、大盤解説会の聞き手は藤田綾女流初段です。本局の棋譜・コメントは銀杏、ブログは紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。
【主催】 共同通信社・新潟日報社・日本将棋連盟
【協力】 日本将棋連盟新潟県支部連合会
【協賛】 ナミックス株式会社、株式会社小飯田工業、株式会社和田商会、ALSOK新潟綜合警備保障株式会社