2016年2月19日 (金)

19時、金沢ニューグランドホテル4階「金扇」で前夜祭が始まりました。

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■主催者あいさつ

北國新聞社 砂塚隆広・常務取締役

「第41期棋王戦五番勝負第2局を金沢で開催させていただきます。渡辺棋王、佐藤八段、ようこそお越しくださいました。『NHK将棋講座』のバックナンバーを見ておりますと、お二人は佐藤さんが中学生、渡辺さんが高校生のころから交流されていらっしゃると、書いてありました。ずっと親しい関係で気心の知れた間柄であるということですけども、明日はどんな対戦になるか、将棋ファンも固唾をのんで見守っていらっしゃることと思います。今日はほんのしばしの間ですけれども、お集まりの皆さまもお二人を囲んで、交流をしていただければと思います。

明日は午後1時半から、北國新聞会館の20階ホールで大盤解説会があります。立ち会いには小松市出身の橋本八段、大盤解説には村山七段、聞き手には私と同じ珠洲市出身の井道女流初段ということで、非常に豪華な顔ぶれで明日を迎えられます。明後日はジュニア棋王戦がございます。将棋ファンにとっては熱い3日間になるということで、大変楽しみにしております」

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■主催者あいさつ

日本将棋連盟 島朗・常務理事

皆さまこんばんは。この金沢での棋王戦開催、毎年楽しみにしていらっしゃる方は多いと思います。主催していただいております北國新聞社さま、協力をいただきました金沢市さま、地元の方、多くのお力添えに感謝いたします。また共同通信の皆さま、運営に携わっていただいております石川県支部連合会さま、皆さまに支えられていよいよ明日対局を迎えることができ、感謝いたします。

棋王戦の金沢対局では、翌日にジュニア棋王戦を併設していただいております。昨年は、北國新聞社さまにご協力いただいておりますJT将棋日本シリーズが金沢で行われました。全国で子どもたちの参加が1万人を超えまして、少子化の中、ありがたい状況であります。子どもを指導してくださっているファンの皆さまのおかげだと思いますし、対局者の渡辺さん、佐藤さんも、手本になるような、憧れになるような棋士だと思っております。

今回の対局ですが、渡辺さんも今回は勝手が違うといいますか、佐藤さんという素晴らしいライバルとの戦いです。私はいま、非常に新鮮な気持ちを抱いております。というのも、対局者の渡辺さんに佐藤さん、立ち会いの橋本さん、解説の村山さん、地元の井道さん、記録の梶浦君と、若い人がそろいました。北陸新幹線の開通とあわせまして、とても新しい感じがいたします。仲のいい2人が対局しますと、いちばんいい棋譜ができるというのが将棋です。多くのファンの皆さまが、お二人の熱戦を楽しんでいただければと思います

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■乾杯

北陸放送 田谷陽司・事業担当局長

「毎年お呼びいただきまして、感謝申し上げます。北陸新幹線によって金沢はたいへんホットな街になっております。そのホットさを上回るような、明日の素晴らしい対局を祈念いたしまして、乾杯したいと思います」

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検分は17時から予定されていましたが、関係者がそろったことで早めに始まりました。日本将棋連盟常務理事の島朗九段も現地を訪れています。本局で使用する盤、駒、駒台は、塩井一仁・日本将棋連盟石川県支部連合会理事が所蔵するもの。駒は2組用意され、両対局者が1組ずつ盤の上に駒を取り出します。使う駒を決めたあとは、照明や空調を確認し、長机を盤から少し遠ざけて位置を調整しました。

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関係者は「金沢ニューグランドホテル」4階の一室で、16時から顔合わせ会を行いました。対局前日、対局当日、対局翌日のスケジュールを確認したあとは、両対局者が実際にケーキを見ながら、対局中のおやつと飲み物を決めていました。

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両対局者をはじめとした関係者の多くは、東京駅12時24分発の「かがやき」527号で金沢駅に移動、現地入りしました。昨年までは飛行機での移動でしたが、今年は北陸新幹線を使っています。

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渡辺明棋王に佐藤天彦八段が挑戦する第41期棋王戦五番勝負は、渡辺棋王の先勝で第2局を迎えます。渡辺棋王が連勝するか、佐藤八段がタイに戻すか。第2局は2月20日(土)、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われます。

立会人は橋本崇載八段、記録係は梶浦宏孝四段。現地大盤解説は村山慈明七段、聞き手は井道千尋女流初段。ニコニコ生放送の解説は木村一基八段、聞き手は山口恵梨子女流初段です。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を虹、ブログを文が担当します。

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(兼六園。2014年撮影)

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