2014年3月16日 (日)

15時を回り対局室におやつが運ばれました。

Img_6875(渡辺棋王はガトーショコラとホットコーヒー)

Img_6873(三浦九段はブルーベリーワッフルとウィンナコーヒー)

ブルーベリーワッフルは、宇奈月国際会館内のカフェで人気のメニューとのこと。前日、注文の理由をたずねられた三浦九段は「ブルーベリーは目にいいので」と答えたそうです。

(八雲)

Img_6843(外は雨模様だが、大勢のお客様が詰めかけている)

Img_6847(黒部市の隣、魚津市出身の村田顕五段)
「後手は歩を成り捨てた以上、技をかけにいくのでしょう」

Img_6861(室田女流初段は、アマチュア向けに丁寧に変化を解説していた)

室田女流初段は、本局の主催者「北日本新聞」で人生相談のコーナーを担当しています。北日本新聞のHPから悩み相談の投稿ができます。投稿ページはこちら

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対局は図の局面で三浦九段が長考中。解説会場ではここで「次の一手」が出題されました。村田顕五段は、候補手として(1)△2七歩、(2)△5五角を挙げました。(1)△2七歩以下は▲同飛△4五桂▲4六銀△3八角(参考1図)と進みます。40手目△8七歩成に▲同金△8七歩▲7七金も考えられましたが、この変化に進んだ際に(参考2図参照)玉が狭いのが気になったのかもしれない、とのことです。(2)△5五角以下は▲4六銀に△9九角成、あるいは△2七歩なども考えられるようです。

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(八雲)

対局場のある宇奈月温泉は、高い山々に囲まれた黒部峡谷にあります。見渡す限り山、という景色はありますが、壁のようにそびえたつ山景色は圧巻。大自然の威厳を感じずにはいられません。

Img_6752(対局場の裏は、山がそびえたっている)

Img_6781(関係者が宿泊する宇奈月ニューオータニホテルの裏も山)

Img_6757(黒部峡谷鉄道 宇奈月駅)

Img_6758(主に黒部ダムで働く関係者のための鉄道だ)

(八雲)

Img_6815(12時57分、三浦九段入室)

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Img_6828(渡辺棋王は、記録係が定刻を告げた直後に入室した)

Img_6831(渡辺棋王が着席してすぐに三浦九段が着手)

Img_6834(再開の一手は△8七歩成。風雲急を告げる手だ)

Img_6838(渡辺棋王の顔つきが一瞬で鋭く変貌した)

(八雲)

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12時を回り図の局面で三浦九段が59分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺1時間11分、△三浦1時間28分。昼食は両者ともに松花堂弁当(写真)が用意されています。対局は13時に再開します。

Img_6796(昼食は両対局者ともに松花堂弁当が用意された)

Img_6805(休憩中の対局室)

Img_6804(休憩中の盤面。手前が先手)

(八雲)

Kiou20140316010138図は38手目△3五飛の局面。三浦九段は飛車を使って歩損を解消しました。このまま収まれば後手まずまず。先手は反発したい局面です。渡辺棋王が具体的な手段を考えています。(銀杏)

10時回り、現地では指導対局が始まっています。

Img_6747(加藤九段。指導対局でも気合い十分の表情)

Img_6745(村田顕五段)

Img_6744(室田女流初段)

Img_6751(大盤解説は広い会場で13時に始まる)

現地大盤解説会のお知らせ

日時:3月16日(日)午後1時~対局終了まで
会場:黒部市宇奈月国際会館 セレネ
解説:村田顕弘五段、聞き手:室田伊緒女流初段
参加費:1,000円

(八雲)

10時を回り、対局室におやつが運ばれました。
注文は両者ともに飲み物のみで、渡辺棋王はホットコーヒー(左)、三浦九段はミックスベリーティー(右)。

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(八雲)

Img_6716(定刻となり、立会人の加藤九段が開始を告げ一礼がかわされた)

Img_6718(渡辺棋王は1分弱、黙想して初手▲7六歩を着手)

Img_6724(三浦九段が△3四歩と応じる)

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Img_6734(3手目▲2六歩から横歩取り模様へ)

249時30分頃の局面。戦型は横歩取り、後手8四飛・5二玉型に進んでいます。

(八雲)