日本で１番長い川、信濃川に架かる萬代橋は国の重要文化財。

信濃川から新潟を眺める周遊便も楽しむことが出来る。

（吟）

現地大盤解説会が始まった。すでに70名ほどのファンの方が入場している。 （故）佐瀬勇次名誉九段門下の木村八段と本田女流二段。同門で息もピッタリだ。

いつもの名調子が冴え渡る木村八段。

（吟）

新潟での対局といえば竹風作。菱湖書の盛上げ駒。

柾目が入った美しい逸品。地元愛棋家の方が所蔵する品だ。

（吟）

午前のおやつ、久保棋王は和菓子とお茶。

郷田九段はオレンジジュース、みかん３個、コーヒー。10時30分に対局室へ運ばれた。

（吟）

▲８六歩と郷田九段が銀冠にすべく突いた局面。

【Twitter解説】
豊川孝弘七段＞玉の懐が広がって大きな手ですね。６筋や７筋から攻めてきますから、銀冠にして上部を厚くしたいですね。久保さんは集中してますね。クラウチングスタートを切る格好で両手をついて考えていますね。そのうち走り出すんじゃないですか（笑）

「ニコニコ生放送」に出演している豊川七段も朝から絶好調のようである。

（吟）

「豊川先生のボディランゲージが凄いです」と「ニコニコ生放送」を見ながらニコニコ顔の本田女流二段。

カメラを向けると「将棋は楽しいものだから笑わなきゃね」と木村スマイル。

（吟）

郷田九段は８時51分に対局室へ。

ご協賛頂いている和田晋弥様が振り駒を行う。

と金が３枚出て郷田九段の先手に決まる。

先後が決定し開始までしばし気息を整える。

（吟）

８時53分、久保棋王が対局室入り。

駒袋から駒を取り出す。

闘志を掻き立てるようにゆっくりと駒を並べる。

（吟）

定刻の９時、一礼して対局が開始される。

先手に決まった郷田九段。居飛車党の郷田九段の手が２六の歩へ伸びた。

振り飛車党の久保棋王の手は角筋の３四の歩をつまんだ。

３手目▲７六歩を着手。

４手目△５四歩を着手する。

開始10分ほどで▲７八銀まで組み上がった。控え室では「早いなぁ～」の声が所々で聞こえる。久保棋王のゴキゲン中飛車に郷田九段が左美濃と互いの作戦が明らかになった。

（吟）

おはようございます。第37期棋王戦五番勝負第１局は９時より開始されます。本日はよろしくお願いします。

（吟）