2026年3月14日 (土)

前夜祭(1)

18時から開催された前夜祭の模様をお送りいたします。

20260314a7v03024

20260314a7v03034

20260314a7v00708_2 (若菜英晴・下野新聞社 代表取締役社長)

先ほどまで、このホテルで「関東ジュニア棋王戦」という子供たちの対局が行われておりまして、子どもたちが真剣なまなざしでした。彼らにとっての憧れであり、藤井聡太棋王、増田康宏八段の対局がまた明日にここで繰り広げられるわけであります。

昨年のNHKの番組で羽生善治九段と藤井聡太棋王の対談がありました。「将棋とは何か」と司会者が尋ねたときに、藤井棋王は「ゲームである」と答えたんですね。羽生九段も若い頃、七冠(全冠制覇)を取った頃にやはり「ゲームだ」と答えたそうです。かつて将棋といえば、お酒を飲んだり遊んだり経験したりし、「人間の総合力の勝負」だといわれた時代に「ゲーム」だといいきったんで、羽生さんは結構、批判されたそうであります。

先ほど検分があり、明日も立ち会うんですけど、ピリピリしたあの雰囲気を思うと「(将棋が)ゲーム」というのは、我々では想像もできない感覚です。これはやはり頂点を極めた人だけしか見られない風景、感覚なんだろうと思います。

20260314a7v00715 (片上大輔・日本将棋連盟 常務理事)

若菜社長のご挨拶が本当に詳しく、熱心にご覧いただいているんだなというところが伝わってまいりました。下野新聞社さんには第4局を主催いただくことがこれまでも多く、過去のタイトル戦が決着局になったことも何度もあるということで、増田さんにしてみれば非常に心強いデータなのかなと思います。一方で、藤井棋王もこの栃木で勝利を収めて棋王を獲得しましたし、栃木県でまだ負けたことがないということで、藤井さんから見ても非常にゲンの良いデータがあるのかなと。お互いにとって非常に心強い点がある中で、明日どうなるかといったところかなと思っております。

これまでに3局指されまして、相居飛車のそれぞれ異なる戦型になったということで、明日もどういう戦いになるか、出だしからずっと目の離せない一局になるのかなと思っております。

(書き起こし=紋蛇、写真=玉響)

(玉響)