勝った渡辺明棋王の談話
ーー1筋からの攻めは用意の作戦でしたか。
渡辺 持ち駒が角銀歩歩の条件になれば逆襲できることは知っていて、予定でした。後手番なのでちょっと悪いくらいでもという感じで気楽にアヤをつけにいくイメージでやっていました。
ーー優勢を意識したのはどのあたりでしたか。
渡辺 △2八成香と寄ったあたりは怖いところもあったんですけど、△1八飛を打てて安心したところはありますかね。
ーーこれで1勝1敗のタイになりました。第3局に向けての抱負をお願いします。
渡辺 タイに戻すことができたので3月に残りの対局を一生懸命やれればと思います。
敗れた糸谷八段の談話
ーー端攻めについては。
糸谷 端を逆襲されるのをあまり考えてなくて、あれが成立してしまうと端を取った2手がマイナスになってしまっているので、ちょっとさえなかったですね。
ーー序盤から苦しい展開でしたか。
糸谷 ちょっとわからないですが、少なくとも先手番としては不満がある可能性も高いなと。
ーー中盤戦からは厳しい展開でしたか。
糸谷 ちょっと端をうまく処理し損ねたかもしれないですね。
ーー第3局に向けての抱負をお願いします。
糸谷 ちょうどタイですので切り替えて一戦一戦頑張っていこうと思います。
(生姜)