2021年2月

2021年2月20日 (土)

15時のおやつが対局室に運ばれました。

Dsc_1288 (渡辺明棋王の頼んだ「ザッハトルテ、ホットコーヒー」)

Dsc_1292 (糸谷八段の頼んだ「レアチーズケーキ、アイスコーヒー」)

(生姜)

13時30分ごろ、控室では深浦九段と本間六段が盤を挟んでいます。

Dsc_1241 (口数は控えめで、静かに検討が行われている)

Dsc_1246 (△6九角を打たれて手が止まる本間六段。直前の▲2六飛に代えて飛車を横に逃げるのは△7一香▲7七歩△1六歩で先手がまずかったようだ。「(7一)香は痛いな~」と本間六段は苦笑い)

Dsc_1250 (△6九角以下▲6八金左△5八角成▲同玉△1五金と進み、先手の旗色が悪い模様。関係者らも「あっち側(深浦九段側)から見たい」と声が)

Dsc_1238(関係者用の控室から見た景色。対局室は11階、控室は15階にある)

(生姜)

20210220552九にいた飛車を▲2六飛と浮いて逃げた局面です。端の逆襲に成功した渡辺明棋王の手番。上図から△1七角▲1六飛△1五歩▲同飛△1四歩▲同飛△1三香として飛車を捕まえられますし、△6九角から金を入手して△1五金から捕獲する順もあります。後手に手段が多く、リードを奪いました。

Dsc_1200(すべて予定通りと思わせるような流れる指し回し。棋王はどこまで研究範囲なのか)

(生姜)

13時、対局が再開されました。糸谷八段はすぐに▲1七香と香を犠牲にと金の種を払います。

Dsc_1226 (12時50分ごろ、深浦九段と宮原三段がタブレットを確認)

Dsc_1236 (再開直後、糸谷八段はやや間をおいて1七の歩を取った)

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(生姜)

12時過ぎ、記者が入室すると、係の方がポットの中身のお茶を交換しに退室していました。渡辺明棋王のお盆にはラムネが置かれています。

Dsc_1223 (昼食休憩中の対局室)

Dsc_1221 (実際の盤面。△1八銀▲同香△1六香はすごい手順だった)

(生姜)

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12時、この局面で糸谷八段が19分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲糸谷1時間36分、△渡辺1時間4分。昼食の注文は、両者とも「松花堂弁当」です。対局は13時から再開されます。

2021022042午前中から目が離せない展開になっています。先手の主張点である1筋を渡辺明棋王が逆襲しにいきました。▲1四同歩△1七歩▲2七銀と進んでいます。

2021022045代えて▲1七同香は1八に隙ができると判断したのでしょう。少し悔しい銀打ちですが、この端攻めが成立すると先手はそれまでの構想が何だったのかということになってしまいます。早くも勝負どころのようです。

Dsc_1190 (朝の糸谷八段)

(生姜)

控室には本日の北國新聞が用意されています。本日の将棋観戦記は第46期棋王戦本戦3回戦の▲本田奎五段-△飯島栄治七段(段位は当時)戦です。後藤元気さんによる執筆で、渡辺明棋王が訪れたエピソードが記されていました。

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Dsc_1137 (中盤戦の難しい攻防の最中で思わず「ふふっ」となる小話があった)

(生姜)

2021022020注目の戦型は角換わりになりました。先手は1筋を突き越して早々にポイントを挙げます。このまま長引けば先手が有利になりそうです。そうはさせじと、渡辺明棋王は△7三銀から急戦の気配を漂わせました。

202102203410時ごろの局面。後手は早繰り銀で攻撃を開始しました。ここまでの消費時間は△渡辺明棋王9分、▲糸谷八段は26分です。両者とも想定していた進行かもしれません。

Dsc_1198(朝の渡辺明棋王)

(生姜)