序盤の研究勝負 戦型は角換わりになりました。両者とも早繰り銀を採用。棋譜並べのようなスピードで指し手が進んでいきます。 それもそのはず、58手目まで今期叡王戦第1局▲永瀬拓矢叡王-△豊島将之竜王・名人(肩書はいずれも当時)戦と同じ進行だったのです。この局面で▲6四歩と打開(前例は▲7五歩)しましたが、まだまだ手が止まりません。 10時40分の局面です。早くも中盤戦に入りました。本局に向けて両者とも周到な準備をしてきた様子がうかがえます。 (糸谷八段の59手目▲6四歩によって未知の局面に入った) (生姜)