東郷神社と東京・将棋会館はともに渋谷区にあり、距離にして１kmほどしか離れていないご近所さん同士です。将棋会館から東郷神社までの道のりを歩いてみました。
（いざ出発）
（まずは明治通りを目指す）
（道中には、棋士や関係者がよく利用している飲食店も多くある。半年ほど前にオープンしたラーメン屋・麺菜Regamen）
（そば屋の福寿庵。大盛りの量がすさまじいことで知られている）
（対局時の出前でお馴染みのふじもと。こちらはうなぎの店舗）
（道路を挟んで反対側の少し先には、ふじもとのとんかつの店舗と千寿司が並んでいる）
（睡蓮）
時刻は10時40分になろうかというところ。図の局面で、本田五段が20分ほど考えています。先手は（１）▲６四角なら歩得することができますが、そうすると後手のほうも△７三銀▲４六角△７五歩▲同歩△４五歩といった要領で、調子よく攻め駒を使えます。先手が穏やかにいくなら、（２）▲６八金や（３）▲５八金右でしょうか。序盤の一つの分岐点といえそうです。
（渡辺棋王。対局開始前は、目を閉じている時間が長かった）
（睡蓮）
10時になり、両対局者に午前のおやつが出されました。注文は渡辺棋王が「苺のムース、アイスカフェオレ」、本田五段が「黒糖と抹茶のムース、アイスコーヒー」です。
（渡辺棋王のおやつ）
（本田五段のおやつ）
（睡蓮）
図は９時30分頃の局面。先手の矢倉模様対後手雁木の将棋になりました。本田五段が早めに角を４六に使う工夫を見せており、現局面で渡辺棋王が少し手を止めています。
（本田五段）
（睡蓮）
（定刻になり、対局開始）
（本田五段の初手は▲２六歩）
（渡辺棋王は△３四歩と返した。本田五段得意の相掛かりを拒否した意図だろうか）
（出だしはともに長く手を止めることなく、淡々と指し進めていた）
（睡蓮）
（立会人の中村九段は、８時20分には入室していた）
（マスクで息が苦しい、と中村九段）
（本田五段は８時43分に姿を見せた）
（勝って最終局に持ち込めるかどうか）
（渡辺棋王は８時47分に入室。着座して、まずは襟元を調整する）
（渡辺明棋王）
（本田奎五段）
（８時51分には、すべての駒が盤上にそろった）
（睡蓮）
（記録係の高橋二段が準備を進めている）
（駒箱を所定の位置に。床の間にはあでやかな着物が飾られている）
（睡蓮）
おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。
■１日のスケジュール
９:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00～13:00 昼食休憩
15:00 午後のおやつ
（睡蓮）
（祈祷は10分ほどで終了。その後はすぐに対局室に移動し、検分が行われた）
（渡辺明棋王）
（本田奎五段）
（盤と駒は、将棋連盟所蔵の品を使用する）
（特に問題はなく、５分とかからずに検分終了となった）
本日の更新は以上で終了です。明日の対局は９時開始。どうぞお楽しみに。
（睡蓮）
両対局者をはじめとした関係者らは、16時頃に東郷神社に到着しました。
（まずは福田勉宮司を挟んで記念撮影）
（続いて、祈祷に。拝殿に入る前に、手と口を清める）
（拝殿に続く廊下。撮影班が入れるのはここまでだった）
（よい将棋になりますように）
（睡蓮）