2020年2月16日 (日)

終局直後

Img_0286 終局直後の様子。

Img_0290 タイトル戦初勝利を挙げた本田五段。

【本田五段の談話】

――今日の将棋を振り返って印象は。
「中盤以降、少し指せそうかなと思っていたのですが、決める順がよくわからなくて。ちょっと変だったかなと」

――作戦は相掛かりに決めていましたか。
「そうですね。他にはないかなと思っていました」

――タイトル戦の初勝利となりましたが。
「ストレート負けにならなくて、ほっとしています」

――次の第3局に向けての抱負をお願いします。
「後手番なので……しっかり準備して臨みたいと思います」

Img_0315 苦しくなってから粘りが足りなかったか、と渡辺棋王。

【渡辺棋王の談話】

――今日は相掛かりを受けて立ちました。
「そうですね。作戦は予定でしたが、そのあとはすぐに手将棋模様になったので」

――中盤は、後手にとって厳しい局面が多かったという評判でした。
「昼食休憩までは一局かなと思っていたのですが、昼休明けから数手指したところは全然ダメになってしまって。そのあたりの数手がひどかったと思います」

――先手の自陣角(53手目▲6六角)と打たれたあたりはいかがでしたか。
「そうですね。▲5七角と引かれて、△8七歩と打たされて、▲6九玉とされたあたりは、ちょっと模様が悪いなと思いました。ただ、そのあともうちょっとましな手があったんじゃないかと思います。本譜は▲6六歩(67手目)と突かれたところで、大差になってしまいました」

――終盤は接近したと言われた局面もありましたが。
「ずいぶん前に全然ダメになったと思っていたので。そこまで接近もしていなかったのではないかと思っています」

――1勝1敗となって、第3局に向けていかがですか。
「今日の将棋はあまりチャンスがなかったので。気を取り直して、残りの3局に向かいたいと思います」

(八雲)