2020年2月

2020年2月29日 (土)

挑戦者の本田五段、立会人の屋敷九段をはじめとした関係者一行は、東京駅から新幹線で新潟駅に向かいました。渡辺棋王とは新潟駅で合流し、15時頃にホテルに到着。予定通り15時30分頃から検分が行われました。

A7306221(渡辺棋王)

A7306226(挑戦者・本田五段)

A7306228(写真中央は立会人の屋敷九段)

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A7306244(本局の使用駒は竹風作菱湖書)

A7306243(検分は滞りなく行われ、数分で終了した)

本日のブログ更新は以上となります。明日の対局をお楽しみください。

(玉響)

新型コロナウイルスの感染対策のため、新潟グランドホテルで予定されていた2月29日(土)の前夜祭と対局当日の大盤解説会は中止となっております。あらかじめご了承ください。
なお、前夜祭参加チケットの払い戻しにつきましては、3月10日(火)までにお求めいただいた販売所でお願いいたします。

【第45期棋王戦五番勝負第3局前夜祭・大盤解説会中止のお知らせ】
https://www.shogi.or.jp/news/2020/02/453.html

本局は「ニコニコ生放送」と「AbemaTV」でライブ中継されます。下記リンク先からお楽しみください。

<ニコニコ生放送>
開場  9時開始
解説者 中村修九段
聞き手 貞升南女流初段
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323868837

プレミアム会員限定で視聴できる評価値放送は「こちら

<AbamaTV>

時間  8時30分~22時
解説者 戸辺誠七段、増田康宏六段
聞き手 竹部さゆり女流四段、和田あき女流初段
https://abema.tv/channels/shogi/slots/ELxnwjFzWPBs3u

(玉響)

渡辺明棋王に本田奎五段が挑戦する第45期棋王戦五番勝負。第2局は本田五段が1勝を返し、シリーズ成績は1勝1敗になりました。
第3局は3月1日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。
対局開始は9時、持ち時間は各4時間。昼食休憩は12時~13時。先手番は渡辺棋王です。立会人は屋敷伸之九段、記録係は広森航汰三段(中座真七段門下)が務めます。

【共同通信社】
https://www.kyodo.co.jp/

【新潟日報社】
http://www.niigata-nippo.co.jp/

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/45/kiou202003010101.html

本局の中継は棋譜コメントを文、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

(玉響)

2020年2月16日 (日)

Img_0344_2 大盤解説会場から戻り、あらためて感想戦が始まった。

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以上で第2局の中継を終了します。
第3局は3月1日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。どうぞお楽しみに。

(八雲)

Img_0320 感想戦の前に両対局者は大盤解説会場であいさつした。

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Img_0341 最後の▲6一金に△同玉なら詰みがないことがわかって、両者苦笑いする場面も。ただ、正しく指せば先手が勝てそうということだった。

(八雲)

Img_0286 終局直後の様子。

Img_0290 タイトル戦初勝利を挙げた本田五段。

【本田五段の談話】

――今日の将棋を振り返って印象は。
「中盤以降、少し指せそうかなと思っていたのですが、決める順がよくわからなくて。ちょっと変だったかなと」

――作戦は相掛かりに決めていましたか。
「そうですね。他にはないかなと思っていました」

――タイトル戦の初勝利となりましたが。
「ストレート負けにならなくて、ほっとしています」

――次の第3局に向けての抱負をお願いします。
「後手番なので……しっかり準備して臨みたいと思います」

Img_0315 苦しくなってから粘りが足りなかったか、と渡辺棋王。

【渡辺棋王の談話】

――今日は相掛かりを受けて立ちました。
「そうですね。作戦は予定でしたが、そのあとはすぐに手将棋模様になったので」

――中盤は、後手にとって厳しい局面が多かったという評判でした。
「昼食休憩までは一局かなと思っていたのですが、昼休明けから数手指したところは全然ダメになってしまって。そのあたりの数手がひどかったと思います」

――先手の自陣角(53手目▲6六角)と打たれたあたりはいかがでしたか。
「そうですね。▲5七角と引かれて、△8七歩と打たされて、▲6九玉とされたあたりは、ちょっと模様が悪いなと思いました。ただ、そのあともうちょっとましな手があったんじゃないかと思います。本譜は▲6六歩(67手目)と突かれたところで、大差になってしまいました」

――終盤は接近したと言われた局面もありましたが。
「ずいぶん前に全然ダメになったと思っていたので。そこまで接近もしていなかったのではないかと思っています」

――1勝1敗となって、第3局に向けていかがですか。
「今日の将棋はあまりチャンスがなかったので。気を取り直して、残りの3局に向かいたいと思います」

(八雲)

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第2局は本田五段が制して五番勝負のスコアを1勝1敗としました。終局時刻は17時40分。消費時間は、▲本田3時間42分、△渡辺3時間16分。第3局は3月1日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。

(玉響)

2020021688図は17時30分頃の局面。残り時間は▲本田26分、△渡辺45分。
控室では、図の局面で森内九段が▲5八飛△同竜▲7三馬と決めにいく順を指摘しました。以下△7三同金は▲6二金以下の詰みがあります。▲7三馬に△6二銀と受ければまだ難しいですが、流れは再び先手に傾いたと見られています。

Img_0283 控室の検討陣。

(八雲)

2020021678図は16時30分頃の局面。
先手は一気に勝負を決めにいく勢いで踏み込みましたが、図の局面で本田五段が手を止めています。何か誤算があったのかもしれません。
現局面について、控室で検討していた山根女流二段に話を聞きました。
「▲6五銀△同銀▲6四歩△5四金に▲5七桂と打ち、△4六飛に▲6五飛と走って決めにいきたいのですが、以下△4八飛成▲6三歩成△5一玉で、後手玉が意外につかまらないようです。この▲6五飛が決め手にならないというのが誤算だったのかもしれません。ただ、▲6五銀△同銀▲6四歩△5四金まで決めてから▲4七歩と受けておけば、まだ先手がいいのではないでしょうか」(山根女流二段)

Img_0276 将棋まつりの会場では長谷部四段のサイン会が行われている。地元期待の若手棋士ということで、今日一番の行列ができていた。

(八雲)