18時30分から新潟グランドホテルで前夜祭が開催されました。
(参加棋士の面々。左から日本将棋連盟会長の佐藤康光九段、立会人の木村一基九段、渡辺明棋王、挑戦者の広瀬章人竜王、大盤解説者の近藤正和六段、聞き手の鈴木環那女流二段)
「棋王戦は春の新潟の名物。44期のうち、今年で38回目の新潟開催です。全国の都道府県のなかで、一番多く棋王戦を開かれているのが新潟でして、主催者としてうれしく、ありがたく思います」
「今期の棋王戦は、今が旬の最強対決。渡辺さんが二冠を堅持するのか、広瀬さんが二冠目を獲得するのか、今後の覇権争いでも重要なタイトル戦です。私も20年前、第24期のときに初めて棋王戦の挑戦者になりました。渡辺さんは奨励会で三段リーグを戦おうかというとき、広瀬さんは奨励会に入ったばかりで初段を目指すころでしょうか。藤井聡太さんはまだ生まれていない状況でして(笑)、20年たったのかなと思います。私も新潟の棋王戦の対局をさせていただきまして、皆様の熱烈な歓迎と将棋熱の高さをひしひしと感じながら、対局させていただいた記憶があります」
(書き起こし=紋蛇、写真=琵琶)