2018年12月17日 (月)

終局直後

Dsc_71131 (終局直後の対局室。まず主催者インタビューが行われた)

Dsc_71051 (快勝で初の棋王挑戦を決めた広瀬八段)

Dsc_71161 (佐藤名人は力が出せなかった)

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◇広瀬八段の談話

――本日の対局を振り返られて、いかがですか。

広瀬 力戦の将棋になったんですけど、こちらは歩を何枚か得して。ただ、こちらは手が後れないように気をつけながら指していました。

――勝ちを意識されたのはどの辺りですか。

広瀬 ▲3三金(79手目)を打ち込んでいって、勝てそうかなと。

――今期棋王戦の挑戦者決定トーナメントを振り返られて、いかがですか。

広瀬 初戦から実績のある棋士たちと当たってきましたので、この結果は自分でも予想していなかったところはあります。

――棋王戦は初挑戦です。

広瀬 一日制の五番勝負は未知の領域なので、新鮮な気持ちです。

――渡辺明棋王に対してどのような戦い方をされるのでしょうか。

広瀬 普段と変わらないようにとは思っていますが、持ち時間が4時間なので、作戦の段階である程度準備していかないとまずいかなと思っています。

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◇佐藤名人の談話

――本日の対局を振り返られて、いかがですか。

佐藤 力戦模様に誘導していったんですけれども、序盤でこちらに見損じがありまして、それが大きかったのかなという感じがします。▲5五銀(31手目)という手なんですが、それを指されてこちらの駒が前に出なくなってしまったので。そこから傷口がどんどん広がってしまって、それを止めることができずに最後までいってしまったかなという感じですね。

――序盤の△5四歩(12手目)は用意されてきた研究でしょうか。

佐藤 そういう感じでやろうとは思ってきたんですけれども、深い研究があるというよりは、新しい形をやってみようという気持ちでした。

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(睡蓮)