2018年2月

2018年2月24日 (土)

17時30分から対局検分が行われました。渡辺棋王は7回目の対局とあって注文はなし。永瀬七段は自分の駒台周辺が光って反射するといい、一部蛍光灯を外して光りの具合を調整しました。

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(琵琶)

16時30分から関係者による打ち合わせが行われました。渡辺棋王は棋王戦の金沢対局が7回目でリラックスしている印象です。一方の永瀬七段は初対局で緊張感があります。対局中の食事やおやつはこのタイミングで決めることになります。両者とも希望を担当の方に伝えました。メニューは明日のお楽しみに。

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(琵琶)

2018年2月23日 (金)

渡辺棋王、永瀬七段をはじめとした関係者一行はJR東京駅から北陸新幹線でJR金沢駅に出発しました。関西の関係者はJR大阪駅からサンダーバードで金沢入りです。一行が前夜祭会場の金沢グランドホテルに到着したのが16時ごろでした。新幹線をバックにしているのは現地大盤解説者の藤森哲也五段です。

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(琵琶)

渡辺明棋王に永瀬拓矢七段が挑戦する第43期棋王戦五番勝負。渡辺棋王の先勝で第2局を迎えます。渡辺棋王が連勝するのか、それとも永瀬七段が勝って1勝1敗とするのか。第2局は2月24日(土)石川県金沢市「北國新聞会館」で行われます。
立会人は木村一基九段、記録係は冨田誠也三段。現地大盤解説は藤森哲也五段、聞き手は室田伊緒女流二段。ニコニコ生放送の解説は広瀬章人八段、聞き手は山口恵梨子女流二段。AbemaTVの解説は佐々木勇気六段、黒沢怜生五段、聞き手は藤田綾女流二段、中村桃子女流初段です。
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(琵琶)

2018年2月12日 (月)

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―― 終盤はかなり大変に見えましたが。

渡辺 入玉されてしまったので、ちょっと攻めかたがおかしかったですね。

―― 序盤からうまく作戦が決まったように見えましたが。

渡辺 歩を4枚持って、収まったあたりはうまくいっていると思ったのですが。飛車を取ったあとに方針が一貫していませんでした。ちょっとチグハグでしたね。

―― 勝ちを意識されたのは?

渡辺 ▲2九金(169手目)から飛車が取れて、ようやく寄るか駒が取れるかという形になったので。それまでは相入玉の可能性が出てきたなと思っていました。

―― シリーズとしては大きな1勝だと思いますが。

渡辺 次局以降に継続できるように頑張ります。

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―― 序盤はかなり苦しい局面が続いたように思いましたが。

永瀬 勝負どころができないような気がしたのですが。

―― 中盤から終盤は、反撃というか永瀬さん独特の粘りが出たように思いますが。

永瀬 入玉できればという将棋なので、勝ちにはなかなかならないので楽しみは少ないのですが。少し勝負どころができて、もう少し差を縮める延命策があったのかと思います。

―― 今日は雁木でしたが、予定ですか?

永瀬 今日はこれでと。

―― 惜しくも敗れましたが、第2局以降に向けては?

永瀬 序盤でかなり苦しくなってしまったので、その点を修正して頑張りたいなと思います。

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(吟)

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▲4二竜△同金▲3一角(図)で、先手勝勢といわれていた。先手は次に▲1五香と▲1三金の狙いがある。「▲3一角に△1六角ですが、▲1七歩と打ってから▲4二角成で、先手が勝ちそうです」と戸辺七段。

Dsc_0493(▲4二竜を着手する渡辺棋王を映し出すモニター)

(吟)