2017年12月

2017年12月26日 (火)

渡辺明棋王への挑戦権を争う第43期棋王戦は大詰めを迎えています。挑戦者決定二番勝負に進出したのは永瀬拓矢七段と黒沢怜生五段。敗者組から進出した黒沢五段が第1局を制して、挑戦権争いは第2局に持ち越されました。
第2局は12月27日(水)、東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定します。本局の勝者が渡辺明棋王への挑戦権を獲得します。
インターネット中継は棋譜・コメントを銀杏、ブログを琵琶が担当します。
なお、本局はニコニコ生放送とAbemaTVで生中継があります。ニコニコ生放送の解説は高橋道雄九段、聞き手は宮宗紫野女流初段。AbemaTVの解説は島朗九段と阿部隆八段、聞き手が本田小百合女流三段と貞升南女流初段です。

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(琵琶)

2017年12月15日 (金)

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長い中盤戦が続いていましたが、黒沢五段が敵陣突破に成功してリードを奪いました。こうなると先手は堅陣が頼もしい存在。後手から思わしい攻め筋がありません。検討陣は先手優勢との見解です。

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永瀬七段は馬を作って自陣に引き、黒沢五段が攻めを探って熱のこもった押し引きが続いています。控室に千田翔太六段、佐々木大地四段が姿を見せました。千田六段は前期の挑戦者。渡辺明棋王をカド番に追い詰めましたが、フルセットの末に敗れています。

18時40分ごろ、日本将棋連盟専務理事の森内俊之九段が控室に。藤井聡四段と盤を挟んで検討しています。

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時刻は18時を回りました。永瀬七段、黒沢五段ともに残り時間が40分を切っています。控室には日本将棋連盟常務理事の鈴木大介九段が訪れて検討に加わりました。局面はまだ中盤戦の様相。形勢は永瀬七段がよさそうと見られていますが、まだはっきりはしないようです。

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黒沢五段が攻め駒を中央に集めて攻勢に出ています。控室には対局を終えた松尾歩八段、中川大輔八段が訪れました。松尾八段と近藤誠五段は、渡辺明棋王とともに所司和晴七段門下の同門です。

17時15分ごろ、対局を終えた藤井聡太四段が控室に。継ぎ盤を囲んでいます。検討陣の見解は「永瀬七段がやれそう」。松尾八段は「振り飛車の攻めが細いように見えます」と話しています。

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控室には近藤誠也五段と、ニコニコ生放送で聞き手を務める貞升女流初段が訪れています。近藤誠五段と継ぎ盤を挟む高見五段は、「ゆっくりした進行ですね」と話していました。16時過ぎの時点で、進んだ手数は46手。持ち時間4時間の対局としてはスローペースといえます。

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