2016年3月 6日 (日)

前夜祭(1)

18時30分より、新潟グランドホテルで前夜祭が行われました。

Dsc_8475 (棋士入場)

Dsc_8478 (多くのファンが前夜祭に参加した)

Dsc_8491 (主催者あいさつ。高橋正秀・新潟日報社執行役員広告事業本部長)

新聞の見出し風に言いますと、どちらが王手か4連覇を狙う渡辺棋王か、初タイトルを目指す佐藤八段か。 渡辺棋王はご両親が上越市出身ということで、新潟に縁のある棋士です。 新潟日報の『fumufumu J』という中学生向け新聞の2月28日号で将棋の特集をしまして、過去に行われた棋王戦の新潟対局の歴史が書いてあります。 それによると渡辺棋王は3勝1敗と相性がよく、ホームといえると思います。 佐藤天彦八段は渡辺棋王に5勝4敗で勝ち越しています。明日は手に汗握る熱戦になるのではないかと思います。

Dsc_8492 (主催者あいさつ。青野照市・日本将棋連盟専務理事)
新潟で棋王戦が開催されるにあたって、多くの方に集まっていただき大変うれしく思います。 棋王戦の五番勝負は第41期になりますが、数多くの対局を新潟日報さんで開催してくださっています。 新潟日報の熱意や新潟のファンの期待する気持ちによるものだと思います。 露出の回数が増えたり、女性ファンが増えてきたりしています。 佐藤八段は半年で3回のタイトル戦挑戦をしています。1回だけですと、たまたまかなという気持ちもありますが、3回というのは、明らかな実力者です。 いつかはタイトルを取る存在だと思います。 渡辺さんとしては、今回は遠慮してくれという思いかもしれませんが、頭ひとつ抜き出た才気ある若手棋士が出てきた感じがします。

渡辺棋王は竜王も手に入れて最強の棋士の一人です。対戦成績もほぼ五分ですし、明日は素晴らしい対局が繰り広げられるのではないかと思います。

(写真=紋蛇、書き起こし=銀杏)