2012年12月26日 (水)

先手玉が詰む変化

_83羽生三冠は55分の長考で▲6八飛(図)と回った。次の飛車成りを見て調子がいいが、控室の検討では△6四桂で「意外に難しいのでは」と言われていた。以下▲5三金△同金▲同桂成△4四角▲2四歩△7六桂▲9八玉△6八桂成▲2三歩成△9七銀▲同桂△8九銀(参考図)と進むと、なんとこれは先手玉が詰んでしまう。
A先手は上から押さえる自然な寄せを目指したが、後手の反撃が急所をついた。この変化を見ると、△6四桂が受け一方の手ではなく、角のラインと組み合わせて厳しい攻めになることがわかる。手順中△9七銀が鋭い手で、▲同玉は△5三角で要の成桂を抜かれてしまう。参考図以下は▲8九同玉△7八成桂▲同金△8八金から詰みがある。

羽生三冠は△6四桂と受けられたとき、どう攻めるのだろう。
(文)