2012年1月 6日 (金)

朝の特別対局室

両対局者は9時45分には対局室に現れ、盤の前に腰を下ろした。ほどなく郷田九段が駒箱を開け、二人は駒を並べていった。初めに郷田九段が王将を手に取り、盤に据える。続けて広瀬七段が玉将を盤に。ピンとした空気が張り詰める対局室に、駒音が響いた。

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(文)