2011年3月

2011年3月 5日 (土)

5階ロビーには、近藤六段の特集記事が展示されている。これは「新潟日報」夕刊に10月25日から11月12日まで10回にわたり掲載されたもの。近藤六段は柏崎の出身で、今日も「ジュニア棋王戦」でひと仕事を終えたばかり。今回の対局では大盤解説会の解説を務める。聞き手は矢内女流四段。現地大盤解説会は3月6日(日)午前11時より、6階「華岬」で行われる。入場は無料。

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15時30分、11階の対局室で検分が行われた。盤・駒の確認ののち、明るさの具合が確かめられる。特に問題はないとのことで、数分で終了した。

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(久保棋王。リラックスした表情)

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(渡辺竜王)

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(本局に使用される駒は菊水作、水無瀬書)

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両対局者が到着した15時頃、対局場では「ジュニア棋王戦」の柏崎大会がちょうど終わったところ。そこでサプライズとして久保棋王、渡辺竜王、深浦九段、青野照市九段が壇上に登場。A級、B級、C級の各クラスで入賞した選手に表彰を行った。その後はいっしょに写真撮影。参加した子どもたちにはうれしい記念になった。

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(表彰式の様子)

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(笑顔で記念撮影)

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長岡駅からはバスで柏崎市へ向かう。昨日は冷え込んだため、長岡市でも雪が積もった。道路の両側には、除雪の跡だろうか、高い壁ができていた。
「岬館」に到着したのは15時頃。「岬館」は明治10年より続く、創業130余年の歴史を持つ由緒ある旅館だ。

・「岬館」のホームページ
http://www.misakikan.co.jp/index.html

対局者はチェックインしたのち、あるイベントへ急いだ。

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(対局場となる「岬館」。その名のとおり日本海に面する岬に位置している。対局室はこの最上階、11階)

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(この看板の向こうには柏崎港がある)

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久保棋王、渡辺竜王は関係者とともに揃って東京駅で新幹線に乗り、新潟へ移動する。12時12分発のMaxとき321号で、東京駅から長岡駅へ。土曜日ということで、駅のホームは旅行客でにぎわっていた。

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(車内で関係者に配られたお弁当)

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(五目おこわと栗おこわ、2種類のおこわが楽しめる)

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(越後湯沢のスキー場)

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(山のふもとは厚い雪に覆われている)

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久保利明棋王に渡辺明竜王が挑む第36期棋王戦五番勝負は、1-1のタイで第3局を迎えた。第1局は久保棋王が得意の石田流で先攻し、難解な攻め合いを制した。第2局は渡辺竜王がゴキゲン中飛車に対して「超急戦」を挑み、新手を披露して押し切った。第3局は勝者が棋王位へ王手をかける、まさに今シリーズの急所だ。対局は3月6日(日)、新潟県柏崎市「岬館」にて行われる。
本局の立会人は深浦康市九段。大盤解説を担当するのは、近藤正和六段と矢内理絵子女流四段。棋譜解説チャットの担当は佐藤紳哉六段。記録係は藤森哲也三段(23歳、塚田泰明九段門下)が務める。

インターネット中継は、棋譜・コメント入力を吟記者が、本ブログを文が担当する。最後までお楽しみいただければ幸いである。

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