（インタビューの後、大盤解説会場に向かう）

（対局室に残された投了図）

（翔）

（２連覇を達成した久保利明棋王）

（絞るような声でインタビューに答える、佐藤康光九段）

（肩を落とす佐藤九段）

（翔）

（水をぐいっと飲む久保棋王、がっくりうなだれる佐藤九段）

（翔）

両対局者は共同インタビューのあと、大盤解説会にて短い感想戦を行い、その後対局室に戻って再び感想戦を行っています。

（翔）

20時８分、190手までで久保棋王の勝ちとなりました。消費時間は両者３時間59分。佐藤九段は109手目▲３二飛から、久保棋王は140手目△７三歩から一分将棋でした。

この結果、第35期棋王戦は３勝２敗で久保棋王が２連覇。併せて久保棋王はタイトル獲得通算３期で九段昇段となりました。

（翔）

（モニターの前には人だかり）

（翔）

△４六馬が詰めろ。▲５七歩に△６四馬と引いた局面は再び後手勝ちになっているのではないかと言われています。

（どっちの勝ちかわからない！　帰り支度をしていた検討陣も戻ってきた）

チャット解説・西川四段「△６四馬と引かれるとやっかいです。まだ難しいかもしれません」

（翔）

（大盤解説会場もひやひや、そわそわ）

（ゲスト出演の豊島五段、「先手の勝ちになったかもしれません」。観客からは「えーっ」と悲鳴が）

（翔）

「え！？」「…うわ！」　△５九龍▲２六角のやり取りで検討陣がざわめきました。

（久保棋王、変調！？）

（△７三歩に「うわー！」。「これはあと１時間続くよ」）

チャット解説の西川四段「▲２六角をうっかりしたかもしれません。これは逆転したかもしれません。佐藤九段の粘りが出ましたね。先手玉に迫り方が分からなくなりました」

（翔）

（腕組み、頭を抱える。結論を出せない検討陣）

（モニターの前で観戦しながら口頭で検討する、菅井新四段・斎藤三段・豊島五段）

（翔）