2014年7月 9日 (水)

56 【図】の局面で鈴木女流二段が17分考え、昼食休憩の時間になった。

一直線の攻め合いは自分の玉が薄いので分が悪い勝負と見たか、いったん後手が受けに回っている。

さて、ここで先手がどうするか。
単に▲4六角と角取りを避ける手や、▲8三銀と打ち込んで△4二飛▲9一角成△4八飛成▲8一馬(次に▲7一馬と金取りに寄る手が早い)と激しい攻め合いに出る手などが考えられるところだ。

ここまでの構図は、先手が攻め、後手が薄い玉形を上手くまとめきれるかといった勝負になっている。
昼食休憩までの消費時間は▲鈴木1時間20分、△伊藤29分。対局再開は13時。

Imgp0469 (本日の千駄ヶ谷は、雨。将棋会館から新宿方向を見ると、普段は見える高層ビルの上部が曇っていて見えない)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

Imgp0430 (対局開始時の鈴木女流二段。本譜は47手目▲3五歩で激しい展開に飛び込んだ)

47 鈴木女流二段が▲3五歩と打ち、本格的な戦いに突入した。
△同銀右▲同銀△同銀と駒を取り合ってから▲4五飛と走るのが自然な進行だが、そこで飛車角の両取りに△3六銀と出る手がある【2図】ので先手は覚悟がいる一手だった。
難解な展開に見えるが、先手としては後手玉の守りが薄いので暴れていけば実戦的には指しやすい勝負と見ているのだろう。

52 ※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

Imgp0438 (対局開始時の伊藤奨励会1級)

33 後手が△4五歩と菱矢倉(ひしやぐら)を目指したところで、「そう簡単に厚みは築かせない」と先手が▲4六歩と反発。細かな攻防が始まった。

44 先手の綺麗な矢倉に対して、後手は銀2枚を盛り上がって上部の厚みで勝負。隙あらば、すぐに弱点になっている先手の角頭を狙う攻め筋がありそうだ。

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

Imgp0435 (対局開始時の鈴木女流二段)

23 鈴木女流二段は、▲6八玉と早囲いを目指した。
矢倉は▲7八金~▲6八角としてから玉を入城させることが多いが、早囲いは1手得して組むことが出来る。その分、後手から急戦を受けるリスクがあるわけだが、本譜は後手が早々に角道を止めているのでそのリスクは少ないと見ているようだ。

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。