2024年6月13日 (木)

Dsc_0078001(岩根女流三段はうまく食いついて穴熊を攻略した)

Dsc_0071(敗れた加藤女流初段。無念そうな様子だった)

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Dsc_0091(感想戦は16時56分に終了した)

以上で本日の中継を終了します。ご観戦いただきありがとうございました。

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追い込まれた岩根女流三段ですが、この△5八角成が微妙な塩梅の距離感でした。加藤女流初段は手堅そうな▲6八歩の受けを選びましたが、△6九馬▲8八歩△7九金で一気に景色が変わります。

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次に5二の成銀を取って△7八銀と打てば先手玉は受けなしです。6八歩と8八歩があまり受けに機能しておらず、先手玉は追い込まれました。岩根女流三段が一瞬の隙を捉えて逆転に成功しています。

Dsc_0051(成銀の質駒も生かすうまい組み立てを見せた岩根女流三段)

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時刻は15時30分を回りました。両者とも残り1時間を切っています。形勢は加藤女流初段が盛り返し、そろそろ本格的な終盤戦を迎えようとしています。本日の東京・将棋会館の対局立会人を務める大島映二八段は「後手が困っていますよね」との見解です。

Dsc_0016(加藤女流初段は飛車が取れそうな状況)

Dsc_0013(岩根女流三段は踏みとどまれるか)

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時刻はそろそろ15時。形勢は岩根女流三段がややよしですが、さらにリードを広げるのは大変そうです。加藤女流初段がうまくバランスを保っています。ついに▲2三飛成で竜を作ることが実現し、先手も楽しみ十分です。

Dsc_0019(加藤女流初段は穴熊の遠さを生かしたまま確実な攻めを続けたい)

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昼食休憩明けから岩根女流三段が動いていきました。銀交換になれば△5九銀(△7九銀)の割り打ちがあります。先手は▲2八飛△5六銀▲同歩△7九銀▲7八金右△8八銀不成▲同角と割り打ちを受け入れましたが、△5七桂成まで進むと、薄さは否めません。

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Dsc_0054(実戦的には岩根女流三段が一本取ったか)

Joryu_ouza20240613010141 12時、この局面で岩根女流三段が33分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲加藤43分、△岩根1時間16分。昼食の注文は両者ともありませんでした。対局は12時40分から再開されます。

Dsc_0046(昼食休憩中の対局室。両者とも糖分摂取できる小物を用意していた)

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戦型が確定しました。岩根女流三段が三間飛車に振り、加藤女流初段は銀冠から穴熊に囲っています。先手はうまく組みきれば堅さを生かして戦いやすい情勢となるでしょう。岩根女流三段は工夫を凝らす必要があり、序盤から時間を使っています。

Dsc_0045(初手▲2六歩を指す加藤女流初段)

Dsc_0041(2手目△3四歩を指す岩根女流三段)

定刻の10時に対局が開始されました。岩根女流三段の振り歩先で振り駒が行われ、結果はと金が4枚。加藤女流初段の先手です。

Dsc_0030(9時52分、両者が揃い一礼が交わされた)

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Dsc_0012(岩根忍女流三段)

Dsc_0022001(加藤結李愛女流初段)

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Dsc_0035(対局開始)