(来場棋士紹介。左から、立会人の福崎文吾九段、日本経済新聞観戦記担当の近藤正和七段、大盤解説の折田翔吾五段、大盤解説聞き手の石本さくら女流二段、記録係の藤井奈々女流初段)
(福崎九段が代表してあいさつ)
「いまは女流棋士が強くなってきました。昔は男性ばかりでしたので、活躍を見ているだけでもうれしいです。里見さんや加藤さんは、家族の方が応援していらっしゃるのがわかります。つながっているんです。
将棋には不思議な魅力があります。誰かと繋がっているというか、思いを背負った人が土壇場で強いように思います。あと家族が大事ですね。将棋以外の世界でも高橋尚子さんとか、むちゃくちゃ家族が応援していますから。
私が尊敬する阪田三吉さんは奥さんが対局に勝ってほしいから水垢離をやっていたんです。今日は盛大に皆さんのおかげで盛り上がっています。対局者の二人には頑張っていただいて、いい棋譜を残してほしいですね」
(書き起こし=銀杏)