第10期リコー杯女流王座戦は、いよいよ本戦が開幕します。オープニングカードは中村真梨花女流三段-藤井奈々女流初段の一戦。両者は初手合いです。対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使い切ると一分将棋です。先後は振り駒で決定します。
本局の中継とブログ更新は八雲、写真撮影は独楽が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020年7月17日 (金)
2020年7月 3日 (金)
感想戦
石本女流初段が本戦に勝ち進む
▲高浜-△石本戦は128手までで、石本女流初段の勝ちとなりました。終局時間は17時2分で、消費時間は▲高浜3時間0分、△石本2時間53分(チェスクロック使用)。勝った石本女流初段は、本戦進出が決まりました。
いよいよ終盤戦
いよいよスピード感あふれる終盤戦となりました。双方の玉は危険が迫っています。どちらが先に寄せられるでしょうか。






上図で高浜女流2級は持ち時間を使いきりました。ここからは1手60秒未満での着手となります。終盤の入り口で、△3六銀と逃げれば▲5六角や▲3四角が楽しみになります。
後手は2枚目の角を手放しました。△6三角は、次に△4六銀▲同歩△2七角成を狙っています。石本女流初段が2枚の角を武器に優位を築くのか、高浜女流2級の手厚さが上回るか、注目です。

昼食休憩明けから、早いペースで進んでいます。石本女流初段が仕掛け、高浜女流2級が受ける展開となりました。
12時40分、対局が再開しました。記録係から対局再開を告げられた石本女流初段は、すぐに△3五銀と指しました。次に△6三角と打てば、△2六歩から2筋を突破できそうです。後手は玉の囲いに着手せず、攻めに出るのでしょうか。




12時、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲高浜1時間9分、△石本50分。昼食の注文は、両者ともありませんでした。対局再開は12時40分です。