2020年7月30日 (木)

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(鈴木女流二段は穴熊の堅さを生かして寄せきった)

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(石本女流初段は十分に組まれてしまったと悔やんでいた)

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(鈴木女流二段は次戦が自身の壁となる2回戦を迎える。相手は里見香奈女流四冠)

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(石本女流初段は初の本戦2回戦進出はならなかった)

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(感想戦は16時23分に終了)

以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただきありがとうございました。

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時刻は15時30分を回り、両者とも持ち時間が残り30分ほどになりました。上図は▲5四金と打った局面。△4九竜に▲6三金とすり込む手が地味に厳しそうです。実戦は△3一歩と打ちましたが、▲5二竜△同歩▲4四金として先手が駒得を拡大させています。4四金も将来寄せに役立ちそうです。

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(少しずつ優位を拡大していく鈴木女流二段)

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14時30分ごろの局面です。6八にいた飛車をひとつ引いた手が好手。△4八竜と逃げると▲3九飛△同竜▲4三歩成があります。自陣で眠っていた飛車が大駒との交換に持ち込める状況となり、先手の攻めが手厚くなってきました。形勢は先手が優勢になったと見てよさそうです。

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(石本女流初段は踏ん張れるかどうか)

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局面は中盤戦に差し掛かりました。先手は桂得+馬が大きく、自陣の堅さも魅力的です。上図は得した桂を8六に設置したところ。美濃囲い崩しの急所の一手が入り、先手好調を思わせます。後手は△4六角や△5八歩を間に合わせたいところでしょうか。

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(鈴木女流二段)

Joryu_ouza20200730010145 12時、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木52分、△石本1時間8分。昼食の注文は、鈴木女流二段が「豚ときのこのチャンプルー弁当」(鳩やぐら)、石本女流初段の注文はありませんでした。12時40分に対局が再開されます。

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(石本女流初段は12時30分ごろまで盤の前から離れなかった)

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本局は石本女流初段の三間飛車、鈴木女流二段の居飛車穴熊という戦型になりました。鈴木女流二段の穴熊は得意戦法です。対して石本女流初段がどういった対策を用意しているか注目です。まずは△6四銀と出て揺さぶりにかかりました。

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(鈴木女流二段の穴熊は見たかった方も多いのではないだろうか)

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(石本女流初段はどう迎え撃つか)

鈴木女流二段の振り歩先で振り駒が行われ、結果は歩が3枚。鈴木女流二段の先手で対局が開始されました。

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(先手の鈴木環那女流二段)

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(後手の石本さくら女流初段)

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(駒を並べる両者)

Dsc_0554(対局開始前の様子)

おはようございます。本日は第10期リコー杯女流王座戦本戦1回戦(主催・株式会社リコー、特別協力・日本経済新聞社)より、鈴木環那女流二段-石本さくら女流初段戦を中継します。10時に対局開始。対局は東京・将棋会館「飛燕」で行われます。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。先後は振り駒で決定します。本局で本戦1回戦はすべて終了です。最後のベスト8進出者はどちらでしょうか。

本局の中継は生姜が担当します。よろしくお願いいたします。