2019年11月26日 (火)

検分は予定より4分ほど早い15時56分に行われました。検分では、使用する盤・駒、対局室の照明や窓からの光の入り具合、室温や騒音などが対局を行うに当たって問題ないかを確認します。特に問題点はなく、数分で終了しました。

A7303939(里見女流王座)

A7303941(西山女王・女流王将)

A7303945

A7303951(本局の使用駒は竹風作・菱湖書)

このあと18時30分からは前夜祭が行われます。

第3局の対局場「郡山ビューホテルアネックス」では大盤解説会などのイベントが行われます。当日受付となっておりますので、ぜひご来場ください。

●日時
令和元年11月27日(水)受付10:00 開始10:30~終局まで

●場所
郡山ビューホテルアネックス3F「麓山」(福島県郡山市中町10-10)
※サンダル・素足・酒気帯びでのご入場はご遠慮ください。

●定員
70名 ※当日受付

●参加費
一般 1,000円 中学生以下 500円(当日申し受け)
※途中参加での割引はございません。

●出演棋士
中村修九段(立会人)、金井恒太六段(大盤解説者)、谷口由紀女流二段、塚田恵梨花女流初段

●内容
(1)大盤解説会

(2)指導対局(有料) 3,000円
※複数回申込可、ただし希望者多数の場合は抽選となります。
※棋士の指名はできません。

(3)サイン会(有料)
直筆色紙 3,000円(色紙代を含む)
※色紙、書籍等をお持ち込みの場合も同額となります。

●お問い合わせ
公益社団法人日本将棋連盟 女流王座戦係
電話:03-3408-6161(月~金 10時~17時)

里見香奈女流王座に西山朋佳女王・女流王将が挑戦する第9期リコー杯女流王座戦五番勝負。第1局を西山女王・女流王将が、第2局を里見女流王座が制し、五番勝負は1勝1敗のタイになりました。第3局は11月27日(水)に福島県郡山市「郡山ビューホテルアネックス」で行われます。

対局は10時開始で、持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時まで。先手番は西山女王・女流王将です。立会人は中村修九段。記録係は小高佐季子女流1級がそれぞれ務めます。日本経済新聞の観戦記は上地隆蔵さんが担当します。

【主催:リコー】
http://www.ricoh.co.jp/
【特別協力:日本経済新聞社】
https://www.nikkei.com/

本局の中継は、棋譜コメントを文、本ブログを玉響が担当します。よろしくお願いいたします。

A7303932(現地到着後、安積国造神社で両対局者を交えて記念撮影が行われた)

2019年11月14日 (木)

Img_8926 大盤解説会場から戻り、改めて感想戦が始まった。

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Img_8932 イベント組の棋士も途中から感想戦を見守った。

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以上で第2局の更新を終了いたします。
第3局は、11月27日(水)に福島県郡山市「郡山ビューホテルアネックス」で行われます。どうぞお楽しみに。

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【里見女流王座の談話】
――本局は穴熊にされましたが、研究の序盤だったのですか。
「そんな深くはしてないのですが、一つはあるかなと思っていました」

―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「堅さを生かして攻めることができたので――善悪はちょっとわかりませんが実戦的には指しやすいかなと思っていました。ただ、途中は攻めきれるかどうかというところで、難しかったと思います」

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【西山女王・女流王将の談話】
――中盤のあたりの形勢判断はいかがでしたか。
「ある程度、想定通りだったのですが――楽観していたのかもしれません。▲4八飛(63手目)とか、あまり見えていなくて。もうちょっと丁寧に指さなければいけなかったかと思います」

――苦しくなったと思われたのはどのあたりでしたか。
「やはり▲4八飛を指されて、攻守が入れ替わってしまった感じでした」

20191114a第9期リコー杯女流王座戦五番勝負第2局は、133手で里見女流王座が制しました。終局時刻は17時5分。消費時間は▲里見2時間35分、△西山2時間31分。これにより、シリーズ成績は互いに1勝ずつのタイに。第3局は、11月27日(水)に福島県郡山市「郡山ビューホテルアネックス」で指されます。

126時刻は17時を回りました。後手は自陣角を打って必死の抵抗を見せていますが、これは▲7二銀打から寄りそうと言われています。どうやら先手が勝勢となったようです。
「▲7二銀打△同角に▲8二桂成△同玉と捨ててから▲7二銀成が決め手ですね。以下△8三玉には▲6四角で寄り筋です。これは先手が勝ちになったと思います」(福崎九段)

105時刻は16時半を回りました。残り時間は▲里見32分、△西山41分。
控室では数手前に打たれた△5一金の効果がいま一つで、後手の受けが難しくなってきたと見られています。
「里見さんがついに食いついた感じですね。後手を持って受け方がわからないです」(近藤正六段)
「確かにこれは、後手が急に食いつかれてしまいました。馬を切って▲7四銀は素朴な攻めですが、それだけに軽視したのかもしれませんね」(福崎九段)