第8期リコー杯女流王座戦は二次予選が進行中です。18日(月)は1ブロックの清水市代女流六段-中村真梨花女流三段戦と、11ブロックの和田あき女流初段-石本さくら女流初段戦が行われます。両対局の勝者は本戦に進出します。
両対局ともに東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると秒読み60秒。先後は振り駒で決定します。
中継は1ブロックを八雲、11ブロックを康太が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
▲本田-△井道 感想戦の様子
【本田小百合女流三段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「中盤で少し押さえ込まれる展開でしたので、あまり自信はなかったのですが、そのあと玉頭戦に持ち込めたので、なんとか勝負になったかなと思っていました」
――▲4六歩(69手目)△3四銀と銀を追い返したところでは、先手がよくなったと評判でした。
「銀を引いてもらって少し安心しました。そこまでは押さえ込まれて苦しい進行でしたので」
――終盤はいかがでしたか。
「▲6五歩(85手目)と桂を取って角を取らせて寄せにいったところは、もっと丁寧に指さなければいけなかったかと思います。▲6五桂△同歩に▲5九角とと金を払うとか。本譜は飛車を取ったあと、(103手目▲4八飛のところで)▲3三飛と打てると思っていたのですが、△4三銀打で捕獲されてしまうので、慌てて予定変更で▲4八飛としまして。あのあたりは想定外の進行で焦っていました」
――これで本戦進出です。意気込みをお願いします。
「最近は、なかなか予選を抜けられなかったのですが、今回は久しぶりに本戦に入れたということで1局でも多く勝ちたいなと思っています。中継でみなさんに見ていただけるのも、とても励みになっていまして、本局の前にもファンの方から対局を楽しみにしていますと声をかけていただきました。これからも応援していただける方々に喜んでいただけるように、少しでもいい将棋を指したいと思っています」
以上で本局の中継を終わります。ご観戦誠にありがとうございました。
次回の中継は6月18日(月)、清水市代女流六段-中村真梨花女流三段戦と和田あき女流初段-石本さくら女流初段戦をお送りいたします。どうぞお楽しみに。
▲本田-△井道 本田女流三段が本戦進出
141手まで、本田女流三段が勝ちました。終局時刻は16時59分。消費時間は両者ともに3時間を使いきりました。勝った本田女流三段は本戦に進出を決めています。
▲本田-△井道 先手リードで終盤に
図は15時30分頃の局面。
先手は▲4六歩の好手で後手の銀を後退させ、▲7四歩と拠点を作り、さらに▲3六歩と懸案の歩を払って、飛車の働きも回復。一気に状況がよくなって、リードを果たしました。対する後手は、5筋と7筋を絡めた攻めで挽回を狙っています。このまま先手がリードを守るのか、後手が追い上げるのか。勝負はいよいよ終盤戦に入ります。
▲本田-△井道 対局再開
▲本田-△井道 昼食休憩
図の局面で本田女流三段が16分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲本田1時間0分、△井道57分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分に再開します。
昼食休憩時の盤面。
※この記事の写真は、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 で撮影しました。
▲本田-△井道 石田流対穴熊の戦い
▲本田-△井道 対局開始
本田女流三段-井道女流二段戦
第8期リコー杯女流王座戦は二次予選が進行中です。15日(金)は12ブロックの本田小百合女流三段-井道千尋女流二段戦が行われます。本局の勝者は本戦に進出します。両者の過去の対戦は4戦して2勝2敗と互角の星です。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると秒読み60秒。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました
本日の対戦結果は以下の通りです。
岩根忍女流三段〇-●山根ことみ女流初段
長谷川優貴女流二段●-〇鈴木環那女流二段
山口恵梨子女流二段〇-●伊奈川愛菓女流初段
本日の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。
次回の中継は6月15日(金)、本田小百合女流三段-井道千尋女流二段戦です。そちらもお楽しみに。