2014年7月11日 (金)

49 甲斐女流二冠が▲5五歩と打ち、本格的な戦いが始まりそうな局面で昼食休憩の時間となった。

ここまでは清水女流六段が受けに回る展開となっているが、玉のいる右辺では我慢をして、左辺から△7七飛成~△7六歩などと戦いを起こすのを楽しみにしているのだろう。

対局再開後は、どこで後手が反撃に出るかがポイントとなりそうだ。

ここまでの消費時間は▲甲斐1時間、清水△46分。(持ち時間、各3時間)
対局は13時に再開される。

Imgp05880 (朝の対局室)

22 22手まで進んだ【1図】は、両者にとって指定局面とも言える局面。
今年の4月から5月にかけて両者によって争われた第25期女流王位戦五番勝負でも2回現れており、1回目(第1局)は千日手、2回目(第3局)は先手の甲斐女流二冠が激しい攻め合いの末勝利している。

この短期間に3回目。両者に十分な研究や改善案があると見るのが自然なところだろう。
甲斐女流二冠が続けて結果を残すのか、それとも清水女流六段がリベンジを果たすのだろうか。

25 【2図】は、甲斐女流二冠が25手目に▲5九飛と引いて前例から離れた局面。
自身が勝利した第25期女流王位戦五番勝負第3局では▲3六歩△7四歩▲5五歩と仕掛けていたが、自分から前例と別れを告げた。
▲5九飛も自然な一手だが、本譜は甲斐女流二冠の誘導によって、緩やかに前例とは違う展開に進み始めた。

将棋会館1階の販売ブースや、公式オンラインショップ(http://www.rakuten.co.jp/shogi/)では、本局を戦っている清水女流六段の扇子も取り扱っている。

Imgp0607 清水女流六段が揮毫したのは、「一歩氷心」。
「一歩一歩大切に進む、清い気持ち」といった意だ。

Imgp0615 清水女流六段だけではなく、様々な女流棋士の扇子が扱われている。

Imgp0609 (もちろん、男性棋士の扇子も取り扱い豊富。棋士によって揮毫される言葉は様々で、それぞれの個性を感じることが出来る)

Imgp0610_2 (中には、羽生善治名人と佐藤康光九段の百番指し記念の直筆扇子といったレアアイテムも)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

Imgp0590_2 (甲斐女流二冠、本局の作戦は先手中飛車)

26 2手目に△8四歩と居飛車を明示した清水女流六段に対して、甲斐女流二冠は8手目に▲5八飛と中飛車に構え、本局は中飛車と居飛車の対抗型となりました。

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

両者による対戦成績は、13勝13敗とがっぷり四つ。両者相譲らずといった格好だ。
2人の対戦では記憶に新しいのは、今年度に入って行われた第25期女流王位戦五番勝負。結果は3勝1敗(1千日手)で甲斐女流二冠がタイトルを防衛した。
本局も熱戦が期待される。

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Imgp0595 (甲斐女流二冠の初手は、▲7六歩)

Imgp0600 (清水女流六段は、△8四歩と居飛車を明示した)

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

おはようございます。
本日7月11日(金)のリコー杯女流王座戦中継は、本戦1回戦より甲斐智美女流王位・倉敷藤花-清水市代女流六段戦をお届け致します。
各対局者の持ち時間は3時間、先後は振り駒によって決められます。

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 (台風の影響も懸念されたが、本日の東京は快晴となっている)

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Imgp0545 (将棋会館エントランス。対局者も、この入口を通って対局室に向かう)


本日の中継は棋譜・コメントを吟、ブログを梅が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。