感想戦の様子
清水女流六段「終盤までずっと難解な勝負だと感じていました。4筋をどちらが有効に使えるかが非常に重要な将棋で、例えば先手から有効なタイミングで4筋に(▲4四桂や▲4四香などと)打たれると厳しいのですが、本譜はこちらが△4六歩(82手目)と4筋を有効にいかすことが出来ました」
(勝利した清水女流六段。終盤まで防御を固め、カウンター一閃で勝利を収めた)
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
終局直後の様子
清水女流六段2回戦へ
松尾七段の見解(終盤戦)
後手、反撃に出る
先手、決断の局面
【図】は、▲1四歩に対して受けがない後手が△6七歩成とした局面。
事前に△3五歩▲4七銀右を入れて飛車の横利きが通るようにしているので、▲同銀とと金を取ると△1六飛と香を取ることが出来る狙いだ。しかし、後手もメリットばかりではない。△3五歩▲4七銀右の順を入れたことにより、先程までは手薄に感じた先手玉が手順に固まるデメリットがあった。判断が難しいところだが、結果的にはどちらが得をしているのだろうか?
この局面で先手が長考に入っている。
▲6七銀△1六飛は面白くないと見て、△6七歩成を手抜いて▲1三歩成と行く手を読んでいるのもかもしれない。
進行の一例は、▲1三歩成△7七と▲1二と△5五歩▲同銀△1六飛。この局面は▲4四桂と攻める手が見えるが、1二のと金取りになっているので、先手も相当に忙しい。
先手は後戻りが出来ない重大な決断を迫られている。
甲斐女流二冠、端から動く
松尾七段の見解(中盤戦)
本日、東京・将棋会館で行われる対局の立会人を務めるのは松尾歩七段。
14時頃の局面について、松尾七段に見解をうかがった。
松尾七段「△3三銀と引いた時は後手の角が使いづらく重たい形かなと思っていたのですが、現局面は△1三角から上手く活用できています。最初から角は端から使う予定だったのでしょうね。後手玉は堅くまとまっていますし、△1四香などで歩を補充できれば角の利きを生かして△5八歩▲同飛△5七歩▲5九飛△5六飛と銀を取る狙いもあります。相手の手に乗って上手く指していると思います。対する先手ですが、端を逆用されてはいいところがなくなってしまうので、ゆっくり陣形を整え直すような余裕はありません。現在の局面はほぼ互角だと思いますが、先手は上手くまとめるのが大変で後手に針が振れやすい感じがします」
どちらがリードするか。ここが中盤の勝負所のようだ。
本日の使用駒
(昼食休憩時、後手側から見た実際の局面。受けに回る展開となっている)
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
























