レセプション(3)
(大盤解説棋士 木村一基八段)
リコー杯女流王座戦も3回目を迎えました。加藤女流王座は初防衛に成功しまして、今回は里見さんを挑戦者に迎えることになりました。里見さんは14期タイトルを持たれています。最強の挑戦者といっていいかと思います。今回第2局は加藤女流王座の先勝で迎えました。将棋はどちらかが勝つものですから、第1局は勝ち負けがつきます。肝心なのは第2局です。将棋には流れというものがあります。その流れがどちらにつくのか。加藤女流王座が流れを持っていくのか、それとも里見挑戦者が流れを変えるか。大変注目される一局になりました。私は明日解説をさせていただきますので、皆さまぜひお越しいただきたいと思います。
(対局者挨拶 里見香奈女流三冠)
皆さまこんばんは。今日はお越しいただきましてありがとうございます。女流王座戦初挑戦ということで、先日第1局を大阪で行いました。加藤女流王座に先勝されてしまいましたけれども、第2局は盛り上がるように一勝を返したいと思います。将棋を楽しんで、自分の力を精一杯出せたらいいなと考えています。対局場も、私は初めて明治記念館で指すのですが、すごく落ち着くいい対局室でした。こんなに素晴らしい環境を用意していただいているので、噛みしめるように一手一手、大切に指していきたいと思います。中一日開くのですが、明日はゆっくり休んで、あさってに備えたいと思います。
(対局者挨拶 加藤桃子女流王座)
皆さまこんばんは。女流王座の加藤桃子です。本日はたくさんの方にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。明治記念館は昨年に引き続き2回目でして、私の大好きな対局場のひとつでもあります。将棋会館から近いこともあり、実は最近よく明治記念館の周辺を散歩しています。緑、自然がたくさんあるので、癒されるというか、パワーをもらって元気になります。それからおやつがとてもおいしくて、すごい楽しみにしています。対戦相手の里見先生と盤を挟むことができるのは純粋にうれしくて、また息苦しいくらいに私の全力をぶつけていくことができます。番勝負を通じて少しでも成長できていたらと思っています。あさってから対局ということで、ベストに近い状態で臨めたらと思います。がんばりますので、よろしくお願いいたします。
(書き起こし=文記者)
レセプション(2)
レセプション(1)
(会場は2階『蓬莱の間』)
(18時30分になり、第2局のレセプションが開会。両対局者が登壇)
(開催の挨拶 株式会社リコー取締役専務執行役員 山下良則さま)
(主催者挨拶 公益社団法人日本将棋連盟 会長 谷川浩司)
みなさまこんばんは。大勢の皆さまにお越しいただきありがとうございます。今期の五番勝負は加藤女流王座に里見女流三冠が挑戦されるという素晴らしい組み合わせになりました。先週行われた第1局は大熱戦でした。二人は本当に研究熱心でして、公式戦の記録係も積極的にとっていますし、それぞれ東京、大阪の将棋会館に毎日詰めかけて若手棋士、奨励会員と対局しています。二人はご存じの通り奨励会に入ってプロ棋士を目指しているわけですが、この姿勢を続ける限り、四段も決して夢ではないと思っています。二人はとても若いので、将棋ファンの方はご存じだと思うんですけども、こういった会に参加されるのが初めてという方は驚かれたかもしれません。将棋界は十代、二十代の若手の女流棋士が活躍して、新しいスターが誕生しております。これは加藤さん、里見さんといった強い棋士がいて刺激になっているというふうに思っています。若い二人にとっては大きな舞台で対局をすること、レセプションで皆さまと話をすること、すべてが大きな財産になると思います。実は第1局の前夜祭で羽生善治三冠と囲碁の井山裕太六冠の対談がありました。二人の話というのは加藤さん、里見さんの大きな参考になったのではないかと思います。勝負ですので決着は着くんですけども、この経験を財産にして成長していただければと思います。対局はあさっての日曜日ということで、前日に比べれば対局者も少しリラックスできているのではないかと思います。今日は多くの棋士が来ていますので、皆さまと和やかな時間を過ごさせていただければと思います。
(書き起こし=文記者)
(乾杯の発声は立会人の屋敷九段)
(「乾杯!」)




































