2013年11月 1日 (金)

レセプション(3)

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(大盤解説棋士 木村一基八段)

リコー杯女流王座戦も3回目を迎えました。加藤女流王座は初防衛に成功しまして、今回は里見さんを挑戦者に迎えることになりました。里見さんは14期タイトルを持たれています。最強の挑戦者といっていいかと思います。今回第2局は加藤女流王座の先勝で迎えました。将棋はどちらかが勝つものですから、第1局は勝ち負けがつきます。肝心なのは第2局です。将棋には流れというものがあります。その流れがどちらにつくのか。加藤女流王座が流れを持っていくのか、それとも里見挑戦者が流れを変えるか。大変注目される一局になりました。私は明日解説をさせていただきますので、皆さまぜひお越しいただきたいと思います。

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(対局者挨拶 里見香奈女流三冠)

皆さまこんばんは。今日はお越しいただきましてありがとうございます。女流王座戦初挑戦ということで、先日第1局を大阪で行いました。加藤女流王座に先勝されてしまいましたけれども、第2局は盛り上がるように一勝を返したいと思います。将棋を楽しんで、自分の力を精一杯出せたらいいなと考えています。対局場も、私は初めて明治記念館で指すのですが、すごく落ち着くいい対局室でした。こんなに素晴らしい環境を用意していただいているので、噛みしめるように一手一手、大切に指していきたいと思います。中一日開くのですが、明日はゆっくり休んで、あさってに備えたいと思います。

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(対局者挨拶 加藤桃子女流王座)

皆さまこんばんは。女流王座の加藤桃子です。本日はたくさんの方にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。明治記念館は昨年に引き続き2回目でして、私の大好きな対局場のひとつでもあります。将棋会館から近いこともあり、実は最近よく明治記念館の周辺を散歩しています。緑、自然がたくさんあるので、癒されるというか、パワーをもらって元気になります。それからおやつがとてもおいしくて、すごい楽しみにしています。対戦相手の里見先生と盤を挟むことができるのは純粋にうれしくて、また息苦しいくらいに私の全力をぶつけていくことができます。番勝負を通じて少しでも成長できていたらと思っています。あさってから対局ということで、ベストに近い状態で臨めたらと思います。がんばりますので、よろしくお願いいたします。

(書き起こし=文記者)