(再開後、本田女流三段は△9五歩と仕掛けた。持ち駒の角と歩で、どれだけ手を作れるか)
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
(再開後、本田女流三段は△9五歩と仕掛けた。持ち駒の角と歩で、どれだけ手を作れるか)
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
この局面で本田女流三段が7分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲中井1時間18分、△本田33分。対局再開は13時です。
先手が角交換し、じっくりとした将棋になりました。
図は△2四歩と打った局面。キズを消しながら間合いをはかった手です。ここで▲3六歩は自然な手ですが、飛車を横にかわせなくなるのがデメリット。▲3六歩△2五歩▲2八飛は、△5五角の筋を含みに後手から仕掛けられる可能性があります。
先手は▲3六歩を突かずに駒組みを進める手も視野にいれたいところ。早くも互いの構想力が問われる将棋になっています。
(朝の中井女流六段。柔軟な棋風なので、本局のような将棋は得意形だ)
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
戦型は横歩取りになりました。本田女流三段は5二玉型の中原囲いに対し、中井女流六段はオーソドックスな中住まいに組んでいます。
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
8月8日(木)は第3期リコー杯女流王座本戦2回戦、中井広恵女流六段(LPSA所属)-本田小百合女流三段戦をお送りします。対戦成績は中井15勝、本田4勝と中井女流六段の勝ち越し。戦型は相居飛車の激しい展開になることが予想されます。
本日は棋譜コメントを野辺記者、中継ブログは紋蛇がお送りします。よろしくお願いいたします。
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
―――昇段おめでとうございます。今の感想を聞かせて下さい。
信じられなさすぎます(笑)
―――清水市代女流六段と上田初美女流三段を倒しての本戦ベスト4入りです。予選から振り返って一番大変だった対局は?
本局が一番大変でした。
―――好調の要因は何かあるのでしょうか?
ちょっとよくわからないです、少し強くなってたら嬉しいんですけど(笑)
もしかしたら持ち時間が長いのが良いのかもしれないです。
今まで3時間でやったことなかったので。
最近は藤井先生(猛九段)の棋譜をよく並べています。
「この戦法を指しこなしたいんだったら拝むようにオレの棋譜を並べろ」とおっしゃっていたので、拝むようにして棋譜を並べています(笑)
―――次戦は中井広恵女流六段-本田小百合女流三段戦の勝者と戦います。どちらと対戦したいですか?
中井さんには2連敗、本田さんには3連敗中なんでどちらも似たり寄ったりなんですけど……。
まぁどちらともやりたくないですね(笑)
―――この後の目標は?ちなみに挑戦者になると女流二段、タイトル獲得すると女流三段です。
ここまできたら挑戦者になりたいですね。
―――お疲れのところありがとうございました。