2013年8月 2日 (金)
渡辺女流１級の勝ち
上田女流三段が投了。渡辺女流１級がベスト４進出を決め、女流初段への昇段を決めました。終局時刻は17時54分。消費時間は▲上田２時間59分、△渡辺２時間59分。
大詰め
▲２三歩にノータイムで△６九銀と割り打ちしました。
上田女流三段は苦しい時間帯が続きます。
絶品
渡辺女流１級はまずは△４四同飛成と引きつけ、
続いて△５一香と、得した駒を自陣へ打ちました。
上田女流三段は▲７五歩と後手玉のコビンを狙いましたが、次の△５六歩が絶品。
角の利きを遮りながら、１九馬の利きが自陣まで通りました。
日進月歩
（将棋会館の１階では書籍や扇子などが販売されている）
（平成25年版将棋年鑑が入荷しました）
「後手良さそう」
15時ごろ、片上大輔六段が中継室を訪れました。
手には石田直裕四段の「将棋魂」の扇子。
局面を見て、「後手が良さそう」と形勢判断しました。
「勝てば昇段の一番だよね？まぁ清水（市代）さんと上田さんに勝ったら昇段でしょう」と笑いながら話していました。
規定では女流王座戦ベスト４で女流初段の昇段要件を満たします。
昇段のかかった一番、渡辺女流１級はものにすることができるでしょうか。
玉頭を睨む角打ち
図は14時20分ごろの局面。
上田女流三段は△４五歩に対し少考で▲５六角と打ちました。
この角の働きに先手の命運がかかっています。
（対局再開後の上田女流三段）
やってこい
図は14時ごろの局面。
上田女流三段の▲４八飛に対して、渡辺女流１級は「やってこい」と△２五歩。
▲３五歩△４五歩と進行しています。
（朝の渡辺女流１級）
鳩森神社
