2013年7月11日 (木)

Photo_15(本日の東京は、最高気温35℃の予報。将棋会館の看板を、強い日差しが照りつけていた)

Photo_16(東京・将棋会館。二階は、誰でも利用できる道場になっている)

Photo_17(東京・将棋会館では、女流王座戦を主催しているリコーの製品が多く使われている。例えば、事務室のコピー機。よく、棋士がここで多くの棋譜用紙をコピーしている)

Photo_18(記録係が使用する対局フロアの小型コピー機も、リコーのもの)

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中継室を来訪した瀬川晶司五段(NEC所属)に、現在の局面【図】(33手目)についてお互いの主張点を簡単に解説して頂いた。

瀬川五段「先手の主張は、▲8五歩と伸ばしている形をいかして玉頭戦が狙える点。後手の主張は、2筋からの反発でしょうか。△3三桂~△4三銀から、△2五歩▲同歩△同飛を狙うのが一例です」

Photo_14(モニターを見ながら解説する瀬川五段。「角交換振り飛車を指す上で心がけたいコツは?」との質問に、「僕が教えて欲しいくらいです(笑)ただ、本譜のような指し方も有力ですよね」と笑顔を見せた。この戦型は、まだまだ研究が進んでいる最中。この一戦は、どのような展開となるだろうか)

6_2(渡辺女流1級が、6手目に△8八角成と角交換。角交換四間飛車の戦型に進んだ)

15_2(角交換四間飛車に対しては、銀冠に組むのが清水女流六段が得意にしている形。本譜も銀冠を目指した)

17_2(清水は、続けて▲8五歩と伸ばした。早いタイミングに感じるが、終盤戦での玉頭攻めを見据えている手だ)

Photo_12(早くから対局室に入り、下座で清水を待っていた渡辺女流1級。途中、詰将棋の本を一瞬だけ開いたが、頭の中で考えながら集中を高めていたのだろうか)

05(清水女流六段の初手▲2六歩に対して、渡辺女流1級は△3四歩と角道を開けた)

Photo_13(渡辺女流1級は開始前から盤を見据えて集中を高めていたが、開始されてからも盤に集中していた)

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(渡辺女流1級は、開始20分前から下座に座り待っていた)

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(開始予定時刻の10分前に両対局者が揃い、準備が始まった。振り駒の結果は、「歩」が5枚。写真は、振り駒の行方を目で追う両対局者。結果、清水女流六段の先手が決まり、定刻通りに対局が開始された)

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(記録係から定刻が告げられると、両者はハッキリとした声で「宜しくお願い致します」と深々と頭を下げ、対局が開始された)

本日、7月11日(木曜)はリコー杯女流王座戦本戦より、清水市代女流六段-渡辺弥生女流1級戦をお届け致します。持ち時間は各3時間。先後は振り駒にて決定します。

本局を勝利し、上田初美女流三段との2回戦に進出するのは、どちらの対局者となるのでしょうか。

本局の中継は棋譜・コメントは牛蒡、ブログは梅が担当します。
1日、どうぞよろしくお願いいたします。

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2013年7月 8日 (月)

Photo_78(感想戦は18時10分頃まで行われた)

以上で本日の中継を終了致します。ご観戦いただきましてありがとうございました。
なお次回中継は7月11日(木)に、清水市代女流六段と渡辺弥生女流1級の一戦をお送りいたします。どうぞお楽しみに。