中継室を来訪した瀬川晶司五段(NEC所属)に、現在の局面【図】(33手目)についてお互いの主張点を簡単に解説して頂いた。
瀬川五段「先手の主張は、▲8五歩と伸ばしている形をいかして玉頭戦が狙える点。後手の主張は、2筋からの反発でしょうか。△3三桂~△4三銀から、△2五歩▲同歩△同飛を狙うのが一例です」
(モニターを見ながら解説する瀬川五段。「角交換振り飛車を指す上で心がけたいコツは?」との質問に、「僕が教えて欲しいくらいです(笑)ただ、本譜のような指し方も有力ですよね」と笑顔を見せた。この戦型は、まだまだ研究が進んでいる最中。この一戦は、どのような展開となるだろうか)