2013年7月 8日 (月)

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図は17時20分頃の局面。石本アマが自陣に竜を引いたところですが、片上六段は、「これは△2六銀と打たれちょっと損したと思います」と発すると、「そこで▲2一金はどうですか?」(奨励会員A)「うわ、そんなところにお宝が。それは必至級ですね」(片上六段)

どうやらここで△2六銀と打つのは先手が勝つようだ。

92図の局面で石本アマは20分ほど考えています。検討陣はここから▲2二金で先手勝ちの結論。以下△2八銀▲4八玉△5七歩成▲同玉△7六飛と金を取ったときに、▲4五角△同金▲5四竜△3三玉▲4五桂以下後手玉に詰みがあります。ずっと苦しいとされていた先手についに勝ち筋が発見されました。

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図は16時40分頃の局面。いよいよ最終盤を迎えています。果たしてどちらが勝っているのか。棋士室に姿を見せた片上大輔六段は、「難しいが先手が勝ちそう」という見解を示しました。

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(中継の映るパソコンで検討する片上大輔六段と香川女流初段)

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図は16時20分頃の局面。石本アマが6三の銀を飛車で取ったところですが、この手が詰めろでなく、ターンは伊藤1級に回りました。ここで△2七歩が厳しい詰めろ。その他にも攻め手が多く、しばらくは伊藤1級が攻め続ける展開となりそうです。

 

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図は16時10分頃の局面。後手優勢と見られていましたが、石本アマが猛追を見せています。この▲5三歩が厳しく、△同玉は▲6五桂。また△4一玉は▲4二飛成△同玉▲6二飛の順があり、かなりの食いつきを見せています。

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図は15時30分頃の局面。飛車を詰まされた石本アマは負けじと飛車を取りにいきました。ただ後手と違い飛車を取ったときに渡す駒が角なので、大きな駒損となります。

本譜は図から△3六歩と伊藤1級は攻め合いに出ました。一見△2四飛と逃げたくなりますが、▲6四歩や、▲2五歩△同飛▲1六飛などで紛れる可能性を気にしたと見られています。

△3六歩以下は▲2二馬△同角と飛車の取り合いが行われました。図の局面で先手に厳しい攻めがあるかどうか。局面は終盤戦を迎えています。

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図は15時頃の局面。伊藤1級が再び金取りに歩を打った局面。ここで(1)▲5六同金は△3五歩。また(2)▲5八金引は△6六銀が厳しく後手よし。本譜は▲6七金とかわしましたが、△4四金や△7六歩などの継続手があり、棋士室では先手苦しそうと言われています。