（対局再開前）

（再開後、すぐに△４四同歩）

（千葉女流四段は前傾姿勢になった）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

（昼食休憩に入ったが、中井女流六段はなかなか席を立たなかった）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

12時10分、図の局面で中井女流六段が36分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、ともに１時間１分。対局再開は13時です。

図は△７四飛と７六飛を引き揚げた局面。ここでは△７二金～△７四飛と、▲８三角を消してから駒組みを進める手もあるところです。

上図の局面で△８四飛と戻ることができれば、後手は金の位置を決めていない分だけ駒組みに含みをもたすことができます。それは許すまじと千葉女流四段。ノータイムで▲２二角成△同銀▲８三角ととがめにいきました。以下△４四飛▲４八銀△７四角と進んだのが下図。

▲７四角成△同飛（７八金取り）▲７七銀△８四飛ならば、手順に８三角のキズを消すことができます。千葉女流四段は▲６一角成△同玉▲５五金と飛車を殺しました。

以下△４七飛成▲同銀△同角成と進んでいます。

この局面をどう見るか。先手は飛車を手持ちにしていますが、５五金をどう活用するかが難しい。後手は馬を作って銀を手持ちにしているのはポイントですが、玉形が大きく乱れているのが気になるところです。

ここで千葉女流四段が長考に沈んでいます。11時10分頃、約30分が経過しました。

戦型は横歩取らせと呼ばれる形になりました。高橋道雄九段が得意にしている作戦です。

（先に入室したのは中井女流六段）

（千葉女流四段は５分前に入室）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

おはようございます。第３期リコー杯女流王座戦本戦１回戦より、中井広恵女流六段－千葉涼子女流四段の一戦をお送りいたします。柔軟な棋風同士の一戦、中盤の戦いがポイントになりそうです。

本局の中継は棋譜・コメントを梅記者が、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

（本日の千駄ヶ谷は曇り空だが、蒸し暑い）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

本局の中継はこれで終了します。
ご観戦まことにありがとうございました。

次回中継は明日、７月６日（土）中井広恵女流六段－千葉涼子女流四段をお送りします。
どうぞお楽しみに。

（感想戦は19時前に終了した）

（感想戦後、上田女流三段が中継室へ。他棋戦のネット中継の画面を見ながら「えっ、これどうなってるんですか」と一言）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。