本日の対局立会人は大島映二七段です。現局面について見解を伺いました。

「後手は収まっては損だと見て攻めているんですね。しかし、駒損の中でどれほど手が続くか……先手は▲7七玉から逃げれば玉が広いですからね」(大島七段)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。
本日の対局立会人は大島映二七段です。現局面について見解を伺いました。

「後手は収まっては損だと見て攻めているんですね。しかし、駒損の中でどれほど手が続くか……先手は▲7七玉から逃げれば玉が広いですからね」(大島七段)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

千葉女流四段は▲6八玉と上がりました。▲6八金と受ける手も考えられたところですが、△7八銀の筋(参考図)が気になったのかもしれません。

▲7八同金は△6九馬▲4八玉△7八馬、▲5八金寄は△4六歩▲4八歩△5七馬(▲5七同金は△6九角成までの詰み)です。△7八銀の他にも△4六銀(△3七銀成から王手飛車の狙い)もあるので受けにくいと判断した可能性があります。
実戦は▲6八玉に△4三歩▲8四竜△8三歩▲8六竜△4六銀!
銀で遊び駒の桂を取りに行くので驚きの順です。
▲5六金△3七銀成▲同桂△同馬▲1八飛(下図)
ここでどう攻めるか。▲7七玉と逃げられると玉が広いので、後手は急いで攻める必要があります。中井女流六段の構想に注目です。
(猛攻している中井女流六段。銀桂交換の代償を得られるか)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

千葉女流四段は59分の考慮で▲4四歩。狙いは竜を作ることです。中井女流六段はここで長考に沈み、36分使って昼食休憩入りしました。
再開後の一手は△4四同歩。以下、▲4一飛△6二玉▲4四飛成と進んで下図。

馬をどこに逃げるかと思われましたが……△1四角!

端角にすべてを託しました。この角が働けば後手よし、逆にいじめることができれば先手よし。飛車VS角の戦いはどちらが制するでしょうか。

12時10分、図の局面で中井女流六段が36分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、ともに1時間1分。対局再開は13時です。

図は△7四飛と7六飛を引き揚げた局面。ここでは△7二金~△7四飛と、▲8三角を消してから駒組みを進める手もあるところです。
上図の局面で△8四飛と戻ることができれば、後手は金の位置を決めていない分だけ駒組みに含みをもたすことができます。それは許すまじと千葉女流四段。ノータイムで▲2二角成△同銀▲8三角ととがめにいきました。以下△4四飛▲4八銀△7四角と進んだのが下図。

▲7四角成△同飛(7八金取り)▲7七銀△8四飛ならば、手順に8三角のキズを消すことができます。千葉女流四段は▲6一角成△同玉▲5五金と飛車を殺しました。
以下△4七飛成▲同銀△同角成と進んでいます。
この局面をどう見るか。先手は飛車を手持ちにしていますが、5五金をどう活用するかが難しい。後手は馬を作って銀を手持ちにしているのはポイントですが、玉形が大きく乱れているのが気になるところです。
ここで千葉女流四段が長考に沈んでいます。11時10分頃、約30分が経過しました。

戦型は横歩取らせと呼ばれる形になりました。高橋道雄九段が得意にしている作戦です。