対局開始
おはようございます
伊藤沙恵奨励会2級インタビュー
Q 本局を振り返っていかがでしたか
A 竹部さんは攻め将棋のイメージで記録を取っていても早指しだったので、どんどん指されると思っていました。早くから仕掛けられて定跡形ではなく力戦となって一手一手が難しかったです。
Q ▲1二馬(49手目)は昼食休憩を挟んでの大長考となりました。ここではどんなことを?
A ▲1二馬と取ると△8二飛と引かれて馬に当たってしまいます。間違えてしまうと取り返しがつかなくなり、リスクがある局面なので時間を使いました。
Q 優勢を意識した局面は?
A ▲5三香(55手目)と打って、金が取れる局面になってよくなったかなと感じました。
Q 準決勝に向けての抱負をお願いします。
A いつもと同じなんですが、力を出し切れるように頑張りたいです。
最後に「写真を撮られるのは慣れましたか?」と聞かれると、「写真はまだちょっと苦手なんです」と申し訳なさそうに笑ってインタビューが終了しました。
(聞き手・吟、写真・八雲)
本局の中継はこれで終了いたします。ご観戦誠にありがとうございました。
次回中継は8月18日(木)岩根忍女流二段-加藤桃子奨励会2級戦を予定しております。どうぞお楽しみに。
(八雲)
感想戦
終局直後
伊藤奨励会2級 準決勝へ
77手まで、伊藤奨励会2級が勝ち、準決勝進出を決めた。投了以下は△6二玉には▲8二飛△7一玉▲8一飛成△同玉▲8二銀打までの即詰み。勝った伊藤は岩根忍女流二段-加藤桃子奨励会2級の勝者と準決勝を戦う。終局は14時58分、消費時間は▲伊藤1時間51分、△竹部1時間44分。
(吟)
復興支援扇子
伊藤2級、決め手を読んでいるか
14時頃の局面 後手窮地に立たされたか
図は14時頃の局面。▲5三香と打たれたところですが、△4一玉は▲6一馬、△6二玉は▲4二馬、△5三同金は▲同馬でさらに7五の銀取り。どう応じても駒損が拡大してしまいます。中継室ではこの局面を乗り切る手段が見つかっていません。後手が窮地に立たされているのかもしれません。
消費時間は▲伊藤1時間27分、△竹部1時間13分。
(八雲)